受験生の皆さん、こんにちは!
観光学部地域再生学科2年、榎硲彩です。
今回は、私が所属している観光学部についてお話します!
■観光学部とは?
観光学部は和歌山大学で1番新しい学部で、国立大学で初の博士後期課程まで設置されています。
全国から学生が集まっており、今とても注目を浴びている学部です。
実際に観光学部って、どんなことを学ぶの?とよく聞かれるのですが、一言でいえば、
「観光に関わることをあらゆる角度から研究する」学部です。
といっても、いまいちピンとこないかもしれないので...
皆さん!いきなりですが、
2020年に、ある一大イベントが日本で開催されるのはご存知ですよね!
そう、東京オリンピックです!!
オリンピックが東京で開催されるということは、外国人観光客も多く訪れることが予想できますよね。
この時に、より多くの外国人観光客を呼び込むためにはどうすればよいでしょうか。
観光地をアピール、観光商品の開発など...、取り組みは色々あると思います!
しかし、どれだけ良い観光商品を開発、また観光地を形成しても、
お客さんが求めるもの(ニーズ)に適っていないと成果は望めません。
例えば、外国人にはどういうお土産が人気か分析する、
名称や位置、注意を示すもの(看板など)には日本語だけでなく必ず英語の伴記を行う、
宗教的理由で食事の選択が必要な人々のために、原材料の情報をしっかり管理して対応する、など...
相手が求めるものを考え、提供する戦略が必要です。 (観光マーケテイング)
また、そういった観光商品を開発するような組織(企業、行政)はなぜうまく機能するのか、
さらには政府や自治体などによる、観光現象によって地域を発展させる策は何か、
といったことを考えるのも大切です。 (観光マネジメント)
都市部だけではなく、地方にも観光資源となるような魅力がたくさんあります。
せっかく日本を訪れてくれるのなら、東京だけでなく地方にも足を運んでほしい!
そのためには、
それぞれが抱える地域問題を分析し、地域再生へのあり方を考えること (観光まちづくり)
そして、地域の文化を通して様々な人と交流すること (観光文化)
また、広告などのデザインや、ご当地ソング、ホームページなどのSNSといったコンテンツ (観光コンテンツ)
などといったことが必要になってきます。
今は東京オリンピックでの例でしたが、
このように観光学とは様々な視点からアプローチすることができ、
また、全てが密接にかかわっています。
つまり、自分の興味のあることが幅広く学べる、そんな学部です!
■観光学部に入ってよかったこと
私はもともとは、和歌山大学観光学部を目指していませんでした。
外国の文化や国際交流に興味を持っていたので、それを専門的に学べるところで、
あとできれば国公立がいいな..と考えていました。
センター試験が終わった後に初めて和歌山大学の観光学部に目を向けることになりました。
実際に観光学部では、英語の授業に力を入れており、英語サポートが整っているし、
日本文化を学ぶ授業や、観光立国であるイギリスなどの大学から教授を迎えた授業があるし、
さらにはGIPといった留学制度もあり(過去に私がGIPに参加した記事はこちら)、
「文化」「国際交流」といった私が学びたかったキーワードがたくさん出てきて、
観光学部に入ってよかった!と感じました。
しかし、観光学部には様々な経験をした学生、教授がたくさんいます。
また、観光業のカリスマの方による特別な講義が開催されたりもします。
そんな色々な人から色々なお話を聞いたりすることで、また違ったことに興味が出てきて、幅広い視野が身に付きました。
だからゼミでも、旅行ビジネスについて学びたい!と思いました。
先ほどの東京オリンピックの例なんですが、
私にとって、外国人観光客が増えるということは、
たくさん外国人が日本に来てくれるから、いっぱい交流できる!でした。
それはもちろん変わりませんが、今ではそれだけでなく、
それほど多くの外国人が来るのなら、日本で不自由なく、居心地よく過ごしてほしいし、
日本に来てよかったと感じてほしい、
そのためには改善しなければならないことがあるな、とも考えるようになりました。
ぼんやりとですが、自分の将来のビジョンも変化しているのかな?と感じます。
幅広く、自由に学べるからこそまた違った興味が得られる、
これも私が観光学部に入ってよかったと感じたことです。
私ももうすぐ3年生ですが、今以上にもっと、しっかりと、ここで学んでいきたいと思います。
最後に、観光学部って本当に面白い!とってもわくわくする学部です!