こんにちは!
5月末に長野から来てくれた父親と、四国旅行に行ってきました。
観光学部3回牧野優生です。
前日に体調を崩して高熱と薬の作用で寝てしまい、約束のフェリーを逃すなど、、、父親にはたくさん迷惑をかけたものの、とても充実した旅になりました。
今回訪れた中で、私は愛媛県と高知県の間にある四国カルストが1番のお気に入り!
また機会があれば行ってみたいなと思います。
さて、今回のテーマは「となりの主人公」です。
私が取材してきたのは前観光学部長の山田先生から引き継がれ
今年4月から新しく観光学部長に就任されたこの人!
藤田武弘(ふじた たけひろ)教授です。
『都市・農山漁村交流を通じた「食」と「農」との関係性回復と地域再生』を研究テーマにしている、地域再生学科の教授です。
噂では今、最も忙しい教授だとか・・・!?
噂通り本当にお忙しい教授でした!
最近の日々を一言で言うと、「日々是会議」だそうです。
日々是好日などとは言いますが、会議なのですね。。。
加えて現場でのフィールドワークを大切にする教員なので、想像しただけで毎日の忙しさが伝わってきます!
ここで!
大変失礼な質問だと思いながらも、「会議」って何をしているのか疑問に思った私。
聞いてみると、学部長として、観光学部の会議や他学部とのすり合わせの会議、また一教員としての研究会、さらに、最近特に会議が忙しい理由は学科カリキュラム再編の会議、があるからだそうです。
観光学部は来年で和歌山大学に学部が開設されてから10年目!大きな節目を迎えます。
この節目に合わせて、学科の再編が検討され、来年度からさらに幅広いカリキュラムで学ぶことができるよう、今まさに準備中だそうです!
藤田教授によれば新しい学部というものは中味が出来上がるまでに10年はかかるものだと言います。
10年間かけて学部生と教授が関わり合いながら学部としてのあり方や学んでいくべきことの方向性を定めていくのです。
学部開設当初の話
もともと大阪府立大学の農学部で教えていたころから和歌山の農山村に訪れることもあり馴染みのある地だったそうですが、縁あって地域農山村を専門とする教授として和歌山大学に転任。
観光学部1期生はどんな学生が学びに来るのか期待していたそうです。
日本文化科目や英語を使ったカリキュラムが充実していることを宣伝文句とし入学する学生を募集。
1期生として約70名の学生が入学しました。
当時は、外国語や海外に興味のある学生が多かったようです。
しかし、観光学部のカリキュラムの中で地域再生系の学びに興味を持つ学生が続出!
その様子が大学案内などで紹介されると、年を重ねるごとに外国だけでなく地域に興味のある受験生が増え、次第に学部の雰囲気が変化していったのだそうです!
観光学部の印象は?学生の印象は?
観光学部生は昔も今もやる気があって、教員も学生から刺激を受けることが多く、励みになって楽しいと言っていました!
目的意識を持って学習している学生が多く、また全国からやって来ているので日々異文化交流ができる学部だと。
しかし、私は、このやる気のある学生の中に埋もれた、自分の方向性が見つからないふわふわした学生がいることも感じています。実際、以前に自分がその状態に陥ったことがあるからこそ。
この機会に、藤田先生にこのことを話してみました。すると・・・
先生も、そういう学生がいることもわかってくれていました。
だからこそ、ゼミなど少人数教育を大切にし、学生一人一人に目がいくような体制を取っていること。
できる限りのサポートをしようと努力している先生ばかりだということ。。。
話していくうちに、教授がほんとうに私達学生のことを考えてくれているということを実感し、とても安心しました。
最後に藤田教授より一言!
ここで、観光学部生はもちろん和歌山大学生のみなさんに藤田先生から一言!
「もっと疑問を持ってほしい!」
観光学部生はやる気があるけれども、素直な学生が多いため批判的な目で物事を見る力がまだまだ足りないとのこと!
授業で教授が話していることをなるほどーっと理解するだけでなく「なぜ?」「ほんとにそうなの?」と常に疑ってみてください。
そのために、まずは新聞を読むこと。ネットのニュースではなく、新聞を読む癖を付けましょう。
社会を見る目を養い、疑問を持ってこそ、観光学部生として、人として成長できるのだと言います!
私ももっと疑問を持って自分の学びを深めたいと思いました。
おわりに
私は、推薦試験の面接時に面接官だった藤田先生と初めてお会いしました。
最初に「緊張しているね、もっと楽になって下さいね」と言われたことを今でも覚えています。
先生のおかげで面接ではリラックスして話ができ、さらに今、ここ和歌山大学で学ぶことができています。
だからこそ、藤田教授と話をすると、当時のことを思い出し、学習意欲がものすごく上がります。
自分の大学生活に不安があるのなら、忙しい教授でも捕まえて、自分の悩みをぶつけてみるべきだと思います。きっと悩みを解決することに一生懸命になってくれるし、真剣に考えてくれます。
取材をきっかけに、「学び」について教授と話せて良かったです。