こんにちは、システム工学部情報通信システム3回生の山崎大輝です。

ブログテーマである「オススメの講義」について、今自分が受けている講義の中で特に面白いと思ったものを紹介したいと思います。

今回紹介する講義は「ヒューマンインタフェース」です。

あまり聞きなれない言葉ですので、少し説明をしたいと思います。

"ヒューマンインタフェース"とは何かというと、人とコンピュータとの接点のことです。例えば、ほとんどの人が持っているスマートフォン。スマートフォンを通じて情報を得たり、情報を発信したりしますよね?そういった人間と外界の間をつなぐものをヒューマンインタフェースと呼びます。

講義では、現実世界でどのように使われているかデザイン例を見つつ、ヒューマンインタフェースの考え方、人間に関する諸情報(主に認知面)、研究手法や設計方法などを学びます。

この記事では、講義で習った人間の認知や記憶について少しお話したいと思います。

人間は目の前の出来事を理解するとき知識を用います。その知識の概念を基にして構成された、知識の枠組みをスキーマと呼びます。このスキーマのおかげで、初めての経験でも戸惑わずに理解、行動できるのです。以下にスキーマが働いている例を紹介していきます。

例えば、この画像は何に見えますか?

スキーマ('ω').png

おそらく人間の顔に見えると思います。

人の顔として重要な部分がいくつか抜けていても「顔」と認識できるのは、スキーマが働いているからです。

他にもスキーマが働いている例として、ドゥンカーのろうそく問題というものがあります。

心理学者のKarl Dunkerが行った実験で、被験者に図を見せて「マッチと箱一杯の画びょうがあります。テーブルに蝋がたれないようにロウソクを壁に取り付けてください」と尋ねました。

みなさんならどうしますか?

画鋲でロウソクを壁に留めようとしたり、マッチの火でロウソクを溶かして壁にくっつけるというアイデアを思いつく人がいます。ですが、それらはうまくいきません。

答えが気になった方はネットで検索してみてください、詳しい解説の載ったサイトが見つかると思います。

講義内でこういった例を見聞きするうちに、ヒューマンインタフェースについてより興味を持ったので関連する本を読んでみようかなと思いました。

みなさんも興味がわいたなら、ぜひ一度ヒューマンインタフェースについて調べてみてください。