寒い日は特に

暖かいふとんのなかでずーーと寝ていたいと思うほど寝ることが好き

でもそれ以上に大学で過ごす時間が好きな観光学部4年 小島朋子です。

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けれど、大学で過ごす時間が寝ることよりも好きになれたのは最近のことです。

大学3年生の夏、ひとつの決意をしてから、わたしは大学生活の過ごし方を変えました。

その決意とは、

「わたし自身の意思で本当にやりたいと思えることを、とことん突き詰める。」

 

あの頃のわたしは、

大学の授業や大学広報(PRism)の活動、はじめての一人暮らしに対して

「あれをやらないと。これもやらないと。」と

上手くこなすことに気をとられ、もがいていました。

もがきながらも前に進めているならまだしも、力不足な自分に対して正面から向き合えていなかった。

とことん突き詰める努力ができていないのだと思うようになりました。

 

わたしがゼミナール選択をした大学2年生のとき「とことん突き詰めたい!」と思っていた、

人間が幸福に生きていく社会とは、どのような社会なのか。コミュニティが地域のなかでどのように形成されるのか、それを築く主体である人間について学ぶこと。

 

この課題に取り組む時間が圧倒的に足りていない。本当にやりたい、知りたいと思っていることにも中途半端な姿勢で取り組んでしまっている。

今のままの生活を続けていたら「やらなあかんことがある」と言い訳を繰り返して、

自分自身の力で考えられない人のままだと

そう思った日から、

図書館で本を探し、すぐには理解しきれない本があれば何度も何度も読み返し、

この課題に卒業論文という形で自分なりの問いをだせるように没頭しはじめました。

 

"資本主義"のメカニズムを学ぶこと、戦前から戦後の日本の社会構造を理解することからはじまり

現代の日本が抱える「無縁社会」の問題を分析しました。

そして、地域が抱える問題を解決するのは「コミュニティを再生させることだ」と、当然のように言われていることに違和感を持っていた私は、

「無縁社会」だといわれる現代において、人間が疎外に陥らない「コミュニティのあり方」を考えなければ

という思いで、学び続けました。

 

そして、今年の1月29日、ゼミナールでの卒業論文発表会を終えました。

3年生の決意した日から、「自発的コミュニティへの展望」というタイトルで卒業論文を完成させるまで約1年半

とことん努力をしてもがき続けた先に、持つようになっていた感覚。

「まだまだ理解しきれていない、見えていない領域が自分にはある。もっともっと―」

そう前へ前へと進むうちに、わかることが少しずつ増えていくと

いつのまにか"もがく"というよりも、課題に"熱中"している自分がいました。

わたしにとっての大学は、「やり遂げたい、知りたいと思うことに出会い、それに没頭できる時間」でした。

 

 

今年の3月、わたしは和歌山大学を卒業します。

いよいよ社会人です。

わたしは、この社会でどんな生き方をして、なにを学び、どんな発想を生み出せるか

どんな経験をすることになるのかまだはっきりとは見えていない新しい環境で

しっかりと自分の意思でもがき進んでいきます。

そしてまた、大学で味わった熱中するおもしろさを感じたいと思います。

 

受験生のみなさん、

勉強をするなかで得た知識や考え抜く力は、誰にも奪われることのない自分の財産です。

今、目標の大学に向かって努力するなかで着実につけている力は一生ものです。

思う存分、今を頑張り抜いてください。応援しています!