和歌山大学では平成16年5月、大学の知的資源を最大限に活用し、自治体等と連携しながら地域防災力の向上を推進する和歌山大学防災研究教育プロジェクトを立ち上げました。平成22年4月より『和歌山大学防災研究教育センター』を設置し、防災の普及を目指して活動を続けています。平成28年4月には,さらなる発展を目指して宇宙教育研究所と合併し、『和歌山大学災害科学教育研究センター』として新たなスタートを切りました。

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【開催報告】ワダイの防災カフェ in 紀南 第5回

2017年1月23日

1月21日、那智勝浦町の和歌山県土砂災害啓発センターにて、紀南地域の第5回ワダイの防災カフェが開催されました。

今回は和歌山県土砂災害啓発センター所長の坂口武弘様を講師にお招きし、「紀伊半島大水害」というタイトルで、2011年9月に発生した那智勝浦町の土石流被害に関する内容を中心にお話しいただきました。また土石流の発生メカニズムについて、2種類の実験装置を使ってご説明いただきました。

実験装置の一つは縦横2メートル四方ほどの大きさで、渓流上部から土石流が流れ下り集落を破壊する様子や、砂防堰堤を設置した場合に土石の流下が抑えられることなどがよくわかるものとなっていました。またもう一つの実験装置からは、従来のコンクリート堰堤と透過型堰堤で土石流の捕捉の状態が異なることなどが見て取れました。

カフェには30名ほどの地域住民の皆様などにお集まりいただき、参加者の皆様は土石流の実験を熱心に観察しておりました。また実験後は、参加者の皆様と講師とで活発な議論が行われておりました。

 

カフェと実験の様子(124KB)

土石流の大型模型(135KB)

砂防堰堤の有無による土石流被害の差、上が堰堤なし、下が堰堤あり(181KB)

土石流のメカニズム解明を目指した実験装置(106KB)