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和大産学連携通信 No1320171月号)

本通信は和歌山大学産学官連携コーディネーター等が名刺交換をさせていただいた方々に配信しております。不要な場合はliaison@center.wakayama-u.ac.jpまでご連絡ください。

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目次

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1.新年のご挨拶

2.NEWS

3.和大産連センター活動カレンダー

4.URA就任のご挨拶 産学連携イノベーションセンター 恵下 隆 教授 就任挨拶

5.技術相談受付けています

5.編集後記

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1. 新年のご挨拶 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター 伊東千尋 センター長

和歌山大学産学連携イノベーションセンター」のこれまでの活動にご理解・ご協力に対しましてお礼を申しあげます。旧年から引き続いて好調な経済活動の中にありますが、社会がイノベーションを求める状況には変化はなく、智の府である大学への期待は引き続き高い状態にあります。社会が大学に求めるのは、新しい学理や技術に基づくイノベーションの展開とその牽引だけでなく、大学に蓄積されたリソース全般の社会還元です。これには、試料の取り扱い方法やデータの解析方法といった研究者が持つノウハウから、社会人のリメディアル教育までが含まれています。社会が大学に求めるリソースは広範ですが、本学の持つ知的リソースもまた膨大です。数多のリソースとニーズを組み合わせ、社会への還元・展開を図ることは容易ではありません。そこで、産学連携イノベーションセンターでは二人のコーディネーターを配し、調整をさせていただいております。また、本学に籍を置く研究者がどの様な技術シーズを持っているのかを広報することも社会的な役割を果す上で重要です。このため昨年度と同様に、産学連携コンベンションへの積極的な参加を続けてまいります。
 
昨年末に、本学で始めてのURAとして、恵下隆先生が着任されました。恵下先生は昨年まで富士通セミコンダクター社の技術統括として
高集積強誘電体メモリの開発に携われ、平成27年には紫綬褒章を受けておられます。専門である半導体分野にとどまらず、民間企業の研究開発や知的財産権について深くそして広い見識を持っておられますので、民間の開発現場で求められる知的リソースの見極めや、産学連携を志向した本学の研究戦略立案の中核として働いていただくことになります。

地域の皆様のご意見、ご要望そして相談を和歌山大学の窓口たる当センターにお寄せいただければと考えます。2名のコーディネーターとURAそしてイノベーションセンターの教職員が力を合わせて対応いたします.今後とも、産学連携イノベーションセンターの活動へのご理解、ご支援をいただきたく、お願い申し上げます。

 

2.NEWS

a) JST「研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)機能検証フェーズ」について

これは、()地域産学バリュープログラムの後継拡大制度です。1/24()に公募予告が公開されました。支援タイプとして「試験研究」と「実証研究」(新設)の2つのタイプがあります。いずれも企業ニーズに基づき、大学のシーズ活用支援です。

【申請者】大学の研究者

【募集分野】設定なし。ただし医療分野は対象外

【研究費】「試験研究」:最大300万円

    「実証研究」:最大1,000万円

【研究期間】12ヶ月

3月下旬、順次新規課題の募集を開始する予定(国会承認後正式決定となります)。

詳細はコチラをご覧ください。

この事業は企業ニーズ必須のプログラムです。大学の教員と連携されている企業さんは貴社にとって課題となるニーズをお寄せください。宜しくお願い致します。

 

b) JST「ライフサイエンス分野・材料 新技術説明会」 合同開催報告

  「和歌山大学・山形大学・高知工科大学・千葉大学」では合同でJST主催の「新技術説明会」を開催致しました。

【日時】 2018116日(火)9:5515:55

【場所】 JST東京本部別館(東京・市ケ谷)

  各大学から計10名の研究者が、「ライフサイエンス」「材料」の研究シーズをご紹介しました。

ライフサイエンス分野 新技術説明会  9:5511:5509:25 開場)

  [アグリ・バイオ] 1) 国産さくらんぼの海外輸送用鮮度保持パッケージ技術

   山形大学 大学院有機材料システム研究科 高分子・有機材料工学科 准教授/東原 知哉

  [アグリ・バイオ] 2) イッキに測定!新アミノ酸分析法

   和歌山大学 システム工学部 化学メジャー 准教授/坂本 隆

  [創薬] 3) 双極性障害と強迫性障害に対する新薬開発のためのモデルマウス

   千葉大学 大学院理学研究院 教授/坂根 郁夫

 詳細はコチラをご覧ください。 

●材料 新技術説明会 13:0015:5512:30 開場)

 [材料] 1) 強い磁性を示すシリコン膜と磁性化液による製造方法

   千葉大学 大学院理学研究院 教授/加納 博文

 [材料] 2 CFRP構造のリアルタイム成形モニタリング技術

   高知工科大学 システム工学群 航空宇宙工学専攻 准教授/高坂 達郎

 [材料] 3) ペロブスカイト太陽電池向けp型無機半導体薄膜作製

   山形大学 理学部理学科(化学分野)教授/栗原 正人

 [材料] 4) アクリルナノ粒子の殺藻・増殖抑制剤

   高知工科大学 環境理工学群 教授/大濱 武

 [材料] 5) カーボンフリー酸化ガリウム薄膜のミストCVD成長

   和歌山大学 システム工学部 応用物理学メジャー 准教授/宇野 和行

 [材料] 6) 近赤外波長1ミクロン帯における高輝度・広帯域光源用材料の開発

   和歌山大学 システム工学部 応用物理学メジャー 准教授/尾崎 信彦

 詳細はコチラをご覧ください。

 

c) 「メディカルジャパン 2018  4回 医療・介護総合展」のアカデミックフォーラムで和歌山大学 坂本 隆 准教授 が発表(インテックス大阪)

 【日時】 2018221()

 【場所】 インテックス大阪 2号館

 システム工学部                化学メジャー 准教授 坂本 隆

 「まとめてイッキに分析!〜生体分子の同時一斉解析技術〜」

  ガン検診にも使われているアミノ酸分析を迅速に行うことのできる新原理をご紹介します。また、この原理を用いた生体分子の同時一斉検出技術についてご紹介します。

 詳細はコチラをご覧ください。

 

3. 和大産連センター活動カレンダー

 産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。

詳細はコチラをご覧ください。

 

4.URA就任のご挨拶 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター 恵下 隆 教授

昨年1221日付で和歌山大学産学連携イノベーションセンター のURA(University Research Administrator)に着任いたしました恵下(えした)隆と申します。よろしくお願いいたします。以前は、富士通セミコンダクター㈱で主に不揮発性メモリの一つである強誘電体メモリ(FRAM: Ferroelectric Random Access Memory)の開発を担当していました。現在もこの職場をシニアアドバイザーとして兼務させていただいております。私は、長野県に生まれて、大学卒業後富士通(現富士通セミコンダクター)へ入社し、神奈川、岩手、三重の富士通の研究所や工場に勤務してきました。和歌山という土地も職場としての大学も初経験です。和歌山へ赴任して、この地の山や海の自然に触れてみますと、その豊かさに驚嘆させられます。また、高野山や熊野古道といった歴史的な遺産が非常に多いことも驚いています。私の趣味は、歴史遺産と自然を組み合わせたウォーキング、料理(飲むことも含めて)ですので、和歌山での生活をおおいに楽しみたいと思います。

さて、私の主要な業務は産業界と大学を結びつけていくことです。日本の産業界を見てみますと、半導体や電気産業の地位は世界的には相対的に低下し、アジア諸国の企業の地位が急上昇しています。また、現在流行りのIoTAIも必ずしも日本の企業や大学の研究が席巻しているとは言えません。元気と言われている自動車産業も、自動運転、EVという新しい市場では、楽観できない状況にいます。一方、日本の大学を見てみますと、今大きな転換点に来ているようです。多くの人が大学に入り、大卒=エリートではない「ユニバーサル化」の時代であり、さらに少子化による大学の存亡をかけた大学間の競争の時代でもあります。いわゆる日本の大学のランキングも低下していると言われ、一層の「グローバル化」が要求されております。さらに、文部科学省が提唱する「オープンイノベーション」では、企業から大学への大幅な資金導入と共同研究、大学から企業の経営にまでおよぶ貢献が期待されています。その成果も短期的に求められています。さらにまた、大学で若い起業家を育てろという要求もあり、これは容易なことではありません。改めて、私の仕事がそう安々としたものではないことに気付かされます。

このような状況の中ではありますが、私は大学をもっと豊かで実りあるものにしていく一助になりたいと思っています。ではどうしたらいいのだろう?と考えましたが、結局非常に月並みな考えではありますが、優秀な学生さんと教員・研究者に大学に来ていただき、優秀な教育と研究を行っていくことだろうと思います。大学の強みはなにか?というと、理系では一番に基礎研究という言葉が上がります。確かにそれもあるかもしれませんが、私は、大学の強みは、理系、文系を含めていろいろなことをやっていること、若い人の力があることだと思っています。AIや自動運転などを見ても、機械やコンピュータに倫理的なことを教えるにはどうするかという議論がされています。理系の方はいままで以上に学際的な教養が必要になるでしょう。これは大学にはチャンスでもあります。幸いにも、和歌山大学は、システム工学部、経済学部、教育学部に加え特色ある観光学部があります。私は、皆様のお力をお借りして、和歌山大学の発展の一助となることができればと思っています。今後もご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。

 

5.技術相談受付けています。

 技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応します。下記アドレスに申込用紙があります。http://www.wakayama-u.ac.jp/chiiki/system/system_p.htmlにアクセスし、「経営・技術相談申込書」をダウンロードしてご記入の上、liaison@center.wakayama-u.ac.jpにメールでお送りください。

 和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している32大学と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。

 

6.編集後記

 先日、地元自治会の親睦旅行で京都に行ってきました。1日目のメインは伏見稲荷神社で、日曜日のこともあって大変な賑わいでした。しかもTVの報道で知ってはいたものの、外国人の多さを実感しました。中国・韓国はもちろん米国・ヨーロッパの方や北欧系の方、アラブ系の方も多くいました。さらに外国女性の和服姿の方も多く、千本鳥居の間から振り袖姿を覗かせて、それを同僚がスマホで写真撮影をする場面が各所で見かけられました。SNS等で日本のことをよく調べて来ているのだと思いました。2日目は月曜日で祇園のお土産屋さんの通りでは日本人は少なく、スーツケースを引いた中国・韓国の方々が多くて、耳をすませばまるで中国に旅行に来ている様な気分でした。

 国の施策もあって、益々外国人旅行者が増え、地方の田舎にさえも訪れてくるように思います。和歌山大学は国立大学で唯一の観光学部があり、益々の活躍が期待されています。コーディネータも何らかの一助になればと思います。(前田)

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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。

連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター

liaison@center.wakayama-u.ac.jp  TEL 073-457-7564

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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター

コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田

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