和歌山大学広報誌 アブニール vol.21

和歌山大学広報誌 アブニール vol.21 page 11/16

電子ブックを開く

このページは 和歌山大学広報誌 アブニール vol.21 の電子ブックに掲載されている11ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
農業用パワーアシストスーツ実用化間近私は光メカトロニクス学科ロボティクス研究室で、農業用パワーアシストスーツに関する研究をしています。高齢化する農家の作業を楽にするため、長時間腕を上げ続ける果物の収穫....

農業用パワーアシストスーツ実用化間近私は光メカトロニクス学科ロボティクス研究室で、農業用パワーアシストスーツに関する研究をしています。高齢化する農家の作業を楽にするため、長時間腕を上げ続ける果物の収穫作業をアシストするロボットスーツの研究をしています。ロボットの研究といっても、人間がどのように腕を振り上げる動作をしているのか研究しています。この人間の滑らかな動作特性と同じ特性をロボットが行えるようにすることによって、装着者とぴったり息の合ったアシストスーツを実現できると確信しているからです。和歌山大学の農業用パワーアシストスーツの研究は、農林水産省からの委託研究プロジェクトで2010年度から5年間の予定で実施しています。2012年度には農家に長時間使っていただく実証試験を実施する予定で、気に入っていただいた農家に買っていただくことも視野に入れて研究しています。私は大学院を修了した後、ロボットなどの機械を動かす制御技術を生かした仕事に就きたいと、日々ロボットの研究に努力を重ねています。システム工学部より文責:大学院システム工学研究科M1黒須祐輝観光学部・観光学研究科主催「国際学生研究フォーラム」「Caring Places(癒しの空間)」をテーマに3大学(米サリズベリー大学、豪NSW大学、和歌山大学)の学部生、院生、教員が研究発表を行いました。中心となったのは集中講座「環境と精神:古道を歩く」(1月3日~18日)の参加者です。環境哲学、環境アートに関する基調講演と、講座の活動報告、各自の研究についての発表で、各大学での学生研究、地域研究、フィールド活動などについての情報、意見交換がもたれました。「環境と精神」は、世界遺産地(中辺路、高野山)を実際に歩くことで、自然環境と一体となった精神文化を学ぶ国際講座として2011年から開催されています。今年は中辺路町近露での地域貢献活動もあり、台風被害を受けた日置川河辺に石で「癒」の形を作り、モニュメントとしました。観光学部より文責:観光学部教授加藤久美ビジネス・エンカレッジ・フェア2011に出展!和歌山大学が「産学連携基本協定」を締結している池田泉州銀行主催の「ビジネス・エンカレッジ・フェア」に産学連携・研究支援センターとして出展しました。このフェアでは、東日本大震災からの復興をテーマとしており、本学からもシステム工学部の徳田献一助教、床井浩平准教授、塚田晃司准教授、藤垣元治准教授の研究シーズや防災研究教育センターの丸太コンロなどを展示し、来場者に対してプレゼンを行いました。災害からの復興は和歌山県にとっても喫緊の課題であることからも、今回の来場者との出会いが「地域再建に大学の知的資源を生かす」ひとつの機会となればと考えています。文責:地域創造支援機構稲垣智久地域創造支援機構より10