ブックタイトル和歌山大学　大学案内　2016

概要

和歌山大学2016大学案内

経済学部｜Faculty of Economics経済学部■エキスパート・コース即戦力を求める社会のニーズに応え、｢エキスパート｣を育成する特別コースを設置現代社会では、高度な専門知識と実務能力をバランスよく備えた人材が強く求められています。経済学部では、こうした時代のニーズに応え、学部と大学院との連携した学びを強化し、社会的にニーズの高い領域で即戦力として活躍できる人材を育成する｢エキスパート・コース｣を設置しています。本コースでは平成28年度より「アグリビジネス」分野に重点を置き、専門的な学修に取り組む｢アグリビジネス・ユニット｣を設置します。アグリビジネス・ユニットでは、第6次産業を基軸に地方創生の担い手となる人材をはじめ、国際アグリビジネスパーソンとして活躍できる人材を育成します。3年終了時に大学院に進学できる｢飛び級制度｣やコース独自の科目群を通じて、次代のリーダーを育成します。授業紹介担当教員／藤田和史准教授●EC地域調査演習地域課題の発見・分析・解決のためのフィールドワークエキスパート・コースではフィールドワークの機会をできる限り質・量ともに持てるようにしています。EC地域調査演習はそのなかでも特に日本国内をフィールドとして地域課題発見・分析・解決に取り組む授業科目です。EC1回生および2回生が主な対象となっています。2014年度は和歌山県田辺市において農業を中心とした地域産業について4日間のフィールドワークを行い、最終日に調査結果発表を行いました。学生VOICE和歌山で感じた、明るい未来へのヒント森本早紀［大阪府大阪桐蔭高等学校出身］／経済学部市場環境学科4年大学で何をしたいか明確に決まっていなかった私には、ここは「好きなことを見つけられる学部」でした。多岐に亘る授業を取る中で、魅せられたのが和歌山の農業の姿です。田植え、茶摘み、直売所、外食産業……直接触れてみると、農家の今、農業界の今は、ずいぶん多様化し高度化しています。そして、六次産業を中心に従事者の5割が女性です。この男女間格差のなさが私の研究テーマです。高齢化が進み余暇時間が増える中で、多くの人を笑顔にする方法がそこにある気がするのです。和歌山大学をひとことで言うと「自由！」。心が豊かになります。自然はもちろん、不便だから感じる自由（次の電車を待つ間に許される自分だけの時間）に解き放たれました。41 Wakayama University