ブックタイトル和歌山大学　大学案内　2016

概要

和歌山大学2016大学案内

経済学部｜Faculty of Economics経済学部■大学院経済学研究科はじめに〈修士課程〉学識に裏付けられた高い専門能力で指導的役割を担う人材を育成大学新卒者や飛び級による入学希望者、社会人、さらには外国人留学生を対象に、専門的分野の研究を深めることと並んで、高度な専門的知識と能力を有する専門職業人を養成・再教育することを目指しています。経済学研究科には経済学専攻と経営学専攻、及び市場環境学専攻が設置されています。また、民間シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング（旧UFJ総合研究所）と提携して、同研究所のスタッフが講義と研究指導を担当する連携大学院方式を1998年度から実施しています。より実践的な講義を受けることが出来るでしょう。●教育・研究体制現在、大学院修士課程における研究と教育のあり方として、先端的・萌芽的な学問領域の研究者養成のみならず、大学新卒者や社会人を対象に高度の専門的知識と能力を有する専門職業人を養成・再教育することが求められています。こうした社会的需要に応じるために、各専攻で教育・研究を行っています。ゼミ紹介●足立基浩ゼミナール「実践」をモットーに担当教員／足立基浩教授●税理士を目指す方へ本研究科で特定の研究科目を選択し、大学院を修了した後、研究について国税審議会の認定を受けると、税法ないし会計学科目の受験が一部免除されます。該当する研究科目等については、税理士試験科目の免除をご覧下さい。平成21年度から、岸和田サテライトにおいても、研究科目「租税法」の研究指導が受けられることになりました。専攻の紹介●経済学専攻国際社会の経済環境は、急速かつ大きく変化しています。本専攻では、経済に関わる諸問題の解明と政策的な処方の提示をめざし、理論、政策、歴史、国際関係などの視点から包括的に研究を進めます。●経営学専攻現代市場経済のなかで重要な役割を担う企業。その行動原理、組織現象などを科学的に分析します。本専攻では、現代の企業社会における意思決定、経営戦略、会計など企業経営に関わる諸問題に対して多角的にアプローチします。●市場環境学専攻経済社会の核であり要である市場とそれを取り巻く法律・流通システム・経済事情などの諸環境を多面的・総合的に考察します。市場アナリストやマーケティング従事者、市場を熟知した法律家や税理士といった高度な資格を有する専門家の育成を目指します。足立ゼミでは、「まちづくり・地域の再生」を基本テーマに掲げています。海外での調査（イギリスの諸都市の調査（これまで、イギリスのロンドンやケンブリッジ市等を訪問）をはじめ、中心市街地におけるカフェ経営（計画立案から空き店舗の確保、資金繰りやマーケティングなど）など、「実践」がモットーの授業構成になっています。これまで、留学生の参加も多く、フランス人やアメリカ人との「まちづくり」の議論も白熱します。※経済学部大学院経済学研究科の入試、カリキュラム、ディプロマポリシーなど詳細についてはHPをご覧ください。http://www.eco.wakayama-u.ac.jp/daigakuin.html学際的な「観光学」のこれからのために松田桃子（写真左）大阪府立能勢高等学校出身私は観光学部から来ました。学部で興味を持った「地域再生」の学びを深めたいことと、大学教員を目指しているので、学問として確立された「経済学」を修めた上で「観光学」に迫りたいというのが進学の理由です。学部時代に取っていなかった経済学部の授業を受講していて、振り返って面白いと思うことが増えました。学部のゼミで和歌山市のお土産開発に参加したことから派生して、今は宮崎県の「地域再生」、特に、活性化・PRに注目しています。学びは自分次第です。学部でも同じでしたが、周りと一緒にというよりは、自分がどれだけできるか。大学院では一層注力したいです。院生VOICE経済学部大学院経済学研究科1年やりたいことができる大学だから、その先へ三木茄菜子（写真右）和歌山県立那賀高等学校出身経済学部時代に、和歌山市内の中心市街地活性化の取組に参加して「まちづくり」に興味を持ちました。次第に、事例や先行研究をもっと研究してみたくなったので大学院へ。経済学の基礎をあらためて見直してみると、もともと理系で数学好きだからか、新たな知識を獲得して、分析することがすごく楽しいです。和歌山大学では、やる気があれば先生はとことん応援してくれるし、アドバイもくれます。ゼミの先輩にも輝いている方が多くて、必死に追いかけています。先生からは海外に出てみることを薦められるので、考えているところです。45 Wakayama University