ブックタイトル和歌山大学 大学案内 2016

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概要

和歌山大学2016大学案内

システム工学部|Faculty of Systems Engineeringシステム工学部Applied Physics応用物理学〈ナノの世界で光と電子を操ろう〉応用物理学は、広範な産業・科学技術分野とその基盤となる物理学の間の橋渡しをする役割をもっている学問分野です。その中でも、ナノスケールの物質中で原子や分子が織りなす性質を探求し、光や電子を応用して社会に役立つ材料やデバイスを開発するための基礎部分を私達は担っています。将来予想が困難な時代と言われる昨今であるだけに、このメジャーでは、社会の急速な進化によるニーズの変化に柔軟に対応できる能力の養成を目指しています。そのために、基礎に重点をおきつつ、物性物理学、材料科学、電子工学にわたる専門分野の基本的な考え方と知識を学ぶ場を用意しています。科目紹介●量子力学Iミクロの世界の文法である量子力学を学び身につけることは、最先端の物質を探索したり、さまざまな物性を開発するための基本的かつ必須の知識です。この講義では、ミクロの世界の基本法則である量子力学について、マクロの世界を支配するニュートン力学と対比しながら学び、波動関数、量子化、演算子、固有状態、固有値(エネルギー)、観測などの新しい基本概念を理解していきます。●半導体工学固体物理の講義で取り扱った事柄を基礎として、半導体デバイスの基本について解説します。シリコンを中心とした半導体を用いたpn接合ダイオード、太陽電池、発光ダイオード、金属-半導体接触ダイオードおよび電界効果トランジスタについて取り扱います。またキャリア教育の一環として半導体デバイス開発の流れや半導体関連産業についても解説します。取得を目指すことができる資格(予定)科目履修が受験に役立つもの●衛生管理者●特定化学物質・四アルキル鉛作業主任者●環境計量士●エックス線作業主任者など●有機溶剤作業主任者●ナノ結晶工学ナノサイズの結晶に関する基礎的な事項から応用に関する内容を学びます。結晶成長法の基本的な概念からスタートし、ナノサイズの構造を作製する手法について学んだうえで、それらが発現する新規な物性について、量子力学や電磁気学の知識を使って理解していきます。また、その新規な物性から得られる応用についても学習していきます。研究室紹介カリキュラム物性理論研究室[担当教員/篠塚雄三教授、小田将人助教]物質の特性を極限まで探究する物質を構成している原子や分子は、量子力学という不思議な法則に従っています。物性理論研究グループでは、量子力学をもとに紙と鉛筆とコンピュータを用いて、半導体発光素子の効率向上、量子ビーム照射ナノ構造作製、表面/界面制御による電気伝導制御による電気伝導制御、有機/生体高分子と無機半導体のハイブリッド素子、などを対象に、幅広く研究を行っています。876543セメスタ必修科目選択科目選択必修科目メジャー共有科目57 Wakayama University