ブックタイトル和歌山大学 大学案内 2016

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概要

和歌山大学2016大学案内

観光学部|Faculty of Tourism観光学部■観光文化コース〈観光を求める心、観光から生まれる出会い/観光を文化で読み解く〉人はなぜ観光するのでしょうか。その心はどうして生まれ、何を求めているのでしょうか。観光客を惹きつける場所・モノにはどんな魅力があり、それはいかにして創られるのでしょうか。こうした観光客の心や観光対象の魅力の問題は、文化に注目するとよく理解することができます。また観光客は、移動の中で様々な人やモノと出会いますが、そこではどんなことが起きているのでしょうか。観光客や観光地の住民は、出会いの中で何を感じているのでしょうか。こうした観光で生じる出会いについても、文化に焦点をあてることでよく検討することができます。そのため観光文化コースでは、文化という視点から観光現象を読み解いていきます。観光デザイン論/北村元成教授科目紹介ゼミ紹介担当教員/吉田道代教授●観光文化論●観光表現論●観光デザイン論●観光メディア論●観光と心●観光と社会●観光と宗教●観光と視覚●観光とパフォーマンス他●吉田道代ゼミ「マイノリティ」に注目した観光研究現在、スラムの労働者や移民、同性愛者などソーシャルマイノリティの文化・社会的特性や政治活動を資源に、都市の観光開発や宣伝を行うという現象が顕著になっています。ゼミでは、上記のようなソーシャルマイノリティに関わる観光資源化の条件とプロセス、問題点について研究していきます。事例として日本・外国の都市を取り上げ、国際比較の視点を養うことも目標としています。学生VOICE得るだけでなく、何かを作りだすフィールドワークで近藤真紀[大阪府立鳳高等学校出身]/観光学部4年高校生の時、オーストラリアへ語学研修に行ったのがきっかけで、海外に興味を持ち、いつか世界で活躍できる人間になりたいと思うようになりました。そのため、日本の文化について学び、それをもとに海外の人々との交流を行うことができるようになると考え、和歌山大学観光学部を選びました。授業では、日本文化とともに、観光について多角的に検討する視点を学び、それを通じて、理論的に考え、理路整然と自分の意見を言えるようになりました。また、ゼミナールでは、岐阜県の白川郷などでのフィールドワークを実施しており、そこで現地調査の方法を学び、自分以外の人々の考え方や暮らしをより理解できるようになりました。こうした勉強をもとに、昨年には、大地震の被害を受けたフィリピンのボホール島に5ヶ月間滞在し、伝統文化を対象とする観光を通じた、被災地の振興へ向けた調査研究をすすめました。現在、この滞在先を事例として、コミュニティ・ベースド・ツーリズムについての研究を行っています。73 Wakayama University