和歌山大学広報誌 アブニール vol.22

和歌山大学広報誌 アブニール vol.21 page 4/20

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「地域から見た“和歌山大学”」『地域を支え、地域に支えられる大学像を探る!』「和歌山大学および県内高等教育機関の発展について」学長知事として、地域の高等教育機関である和歌山大学をどう見られているか。ま....

「地域から見た“和歌山大学”」『地域を支え、地域に支えられる大学像を探る!』「和歌山大学および県内高等教育機関の発展について」学長知事として、地域の高等教育機関である和歌山大学をどう見られているか。またどういう関係を作ろうとしておられるのか。東日本大震災では、そこに大学があるから日本の知、世界の知が大学に集まる、それを通じての復興というのがずいぶんあるなと感じました。だから自治体を軸にした視点も大切ですが、大学を軸にした世界の学術、支援と結びつくのも非常に重要だなと思っていまして、そういう意味で、和歌山のいろんな課題を産業的にも研究的にも共有し合っていくという視点がありますよね。和歌山県と和歌山大学、あるいは和歌山にある大学で、というように。和歌山大学はコンパクトではありますがそれぞれの分野がバランスよく設置されています。また高野山には高野山大学があって世界の文化がありますし、地域医療の県立医科大学、近畿大学では地元の財産である水産の研究をされています。知事全部合わせると完璧ですね。学長そうです。だから、長い目で見て和歌山を発展させるためには、設置法人を越えた大学の協力とか、県と大学との協力がますます大切じゃないかと思っています。大学の責任者と知事や市町村長が様々な事を協議する場があると、大学も県に貢献できますし、県も個別大学ごとに注文をしていけます。そのような仕組みの中で、地域と大学の政策的な展開が生まれるのではないかと思っています。知事非常に良いと思います。和歌山は大学が少なくて若者がたくさん県外に出てしまうという面がありますけれども、県内の大学をみると立派な大学がちゃんとあって、バランスも含めて良いのではないかと思います。ですから大学の責任者の方と時々お話するのは良いと思います。ただ、和歌山にいるから和歌山だけでこじんまりまとまるというのは好きではありません。もっと幅広く考えていきたいと思っています。仁坂吉伸和歌山県知事山本健慈和歌山大学長3