和歌山大学広報誌 アブニール vol.22

和歌山大学広報誌 アブニール vol.21 page 8/20

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概要:
1さまざまな地域連携を目指す和歌山大学にとって、そのパイプ役を担ってくださる地元の皆さんとのつながりは最大の財産です。学生広報チーム企画地域の方にインタビュー!「和歌山大学への評価や期待」特集の後半で....

1さまざまな地域連携を目指す和歌山大学にとって、そのパイプ役を担ってくださる地元の皆さんとのつながりは最大の財産です。学生広報チーム企画地域の方にインタビュー!「和歌山大学への評価や期待」特集の後半では、和歌山県内で地域活性化に取り組む4人の皆さんにそれぞれの活動をご紹介いただきながら、和歌山大学・和大生に対する印象や、今後の連携への期待をお伺いしました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地域と共に歩む人原和男さんProfile農業を営み53年。和歌山県農業研究賞の受賞をはじめ表彰も数多い。公益社団法人上秋津愛郷会会長、上秋津幼小中PTA会長、田辺市消防団上秋津分団長など、地域の信頼も厚く農山村の活性化に日々活躍している。宮沢賢治を愛読、地に足の着いた地域づくり人づくりを実践されている。Q原さん自身についてお聞かせください。A私は宮澤賢治の「雨ニモマケズ」が大好きで、今でも夢とロマンを抱き続けています。生涯現役の百姓として暮らしていくのが私の夢であり、ロマンなのです。秋津野ガルテンの活動と同時に梅とみかんを栽培し、農家と消費者の心を繋ぎながらこれからも持続可能な農家として後継者に夢をつないでいければ嬉しいです。Q秋津野ガルテンとは?A元小学校の木造校舎を拠点に、農とグリーンツーリズムを活かした地域づくりを行っています。例えば、地元の食材をふんだんに使ったレストラン「みかん畑」は大変好評でして、当初の予想をはるかに上回る勢いで、多くのお客さまにお食事を楽しんでもらっております。他にも宿舎や体験施設、最近ではみかん教室「からたち」を新設し、「農」について学んでもらえる環境を整えています。これらの取り組みは、全国から注目を浴びるようになり全国からも多くの視察者が上秋津を訪れるようになりました。QA和歌山大学と秋津野ガルテンの関係、そして今後、和歌山大学に期待することを教えてください。秋津野ガルテン設立以前から、和歌山大学の多くの方と交流させて頂いております。もしかすると現在の秋津野ガルテンは、和歌山大学のご支援なしにはなり得なかったかもしれません。本当に感謝しています。また、和歌山大学の学生さんはとてもまじめな印象を受けます。現在も観光学部のグリーンツーリズムを研究している学生さんをはじめ交流は続いております。今後も多くの学生さんと関わっていきたいですね。例えば、小学校が近くにあるので、食育に関する取り組みを教育学部のみなさんと協力できれば、何かおもしろいことが起こるかもしれませんね。このように4学部それぞれの特徴を活かし、相互によい刺激を与えられるような環境を築いていきたいです。取材/山本愛弓(観光学部4年※当時)7