solar2-001-240x160
  • Project 1
    都市近郊農地における
    ソーラーシェアリング導入研究
  • Project 1
  • 名称未設定-1
  • Project 2
    農業・農村「複合化」
    プロジェクト
  • Project 2
  • main1-240x160
  • Project 3
    紀伊半島の生態環境
    利活用研究
  • Project 3
  • z7
  • Project 4
    南紀熊野地域資源
    利活用プロジェクト
  • Project 4
  • 名称未設定-1
  • Project 5
    中山間地におけるエネルギー
    導入可能性研究
  • Project 5
  • 森林資源利活用推進研究プロジェクト
  • Project 6
    森林資源利活用
    推進研究プロジェクト
  • Project 6
  • z3
  • Project 7
    「農」を用いた
    教育プロジェクト
  • Project 7
  • standalone1-240x160
  • Project 8
    農山村型情報通信自立化
    社会システムの技術開発
  • Project 8
  • Project 8

    農山村型情報通信自立化
    社会システムの技術開発

    研究代表者:塚田晃司(システム工学部)

    1研究の目的

     日本は国土の多くを山間部が占め,災害時には外部との交通・情報のやり取りができなくなる孤立集落の危険地域が多数存在します.このような地域では,いざというときの外部との情報伝達手段の確保が重要な課題になっています.
     この研究では,災害時に停電になっても電力を自立供給できる電力インフラ構築技術と,災害に強い自律運用できる通信インフラ構築技術の研究開発に取り組んでいます.そして両者を結合させ,災害に強く,誰にでも簡易に運用できる情報伝達システムの実現を目指しています.
     過去の災害で実際に孤立した経験のある和歌山県東牟婁郡古座川町平井地区をモデル地区とし,災害時だけなく平常時でのシステムの活用も視野に入れた社会システムの実証評価をおこないます.

    2研究内容と活動成果

    *災害渦中における動態および意識調査を平井地区全戸対象に実施し,住民が認識する危険エリアを抽出しました.また,日常的な行動実績に裏付けられた自主自衛性などを持つ社会関係が公共的な機能となっていることがわかりました.

    *モデル地区である平井地区を見渡せる尾根に自立発電可能な太陽光発電設備を設置しました.地形や樹木による遮蔽の影響下での発電効率を2012年11月から継続して測定中です.この結果をもとに,山間部への設置場所の要件を明らかにします.

    *上記発電設備設置場所に隣接して無線LAN装置を設置し,約2km離れた平井地区との間での通信システムを構築しました.上記発電設備の電力を用いて運用し,山間部での通信性能,アンテナ設置場所の要件を明らかにします.

    *2013年4月にもう一箇所,太陽光発電設備と無線LAN装置を北海道大学和歌山研究林の林地内に増設しました.そして,既設の尾根の通信装置を経由して平井地区との間で通信できる環境が2013年12月に完成しました.

    *2014年2月,ネットワークカメラを北海道大学和歌山研究林内に設置し,その映像を平井地区から観測することができるようになりました.

    *2014年4月,北海道大学和歌山研究林と和歌山大学との間をVPN(仮想私設網)で接続し,和歌山大学から北海道大学和歌山研究林内の様子を観測することができるようになりました.

    尾根  展望台

    3実績のリスト

    【学術業績】
    [1] 塚田 晃司,中山間地域の災害時孤立集落を想定した情報通信システム開発の試み,計測と制御,53巻,6号,pp.494-498,2014年6月
    [2] 湯崎 真梨子,揚妻 直樹,塚田 晃司,中島 敦司,災害時孤立可能性集落の「不安」と「安心」の要因 ―台風12号における高齢山村,平井区の事例―,日本地域政策研究,11号,pp.53-62,2013年3月

    【外部資金】
    [1] (公財)JR西日本あんしん社会財団 平成26年度研究助成,ラジオをローカルな情報配信機器として活用した避難所内情報配信手法の提案と検証(2014年度)

    【その他】
    ○口頭発表
    [1] 塚田 晃司,佐藤 周,古田 誠,微弱FM放送と無線メッシュネットワークを連携させた狭域情報配信手法とその運用に関する一提案,日本災害情報学会第16回学会大会,pp.192-193,2014年10月

    ○講演
    [1] 塚田 晃司,災害に備える情報通信技術,京都大学 第5回市民講座―災害リスクを考える―,2014年10月
    [2] 塚田 晃司,災害時の情報配信技術,京都大学デザイン学大学院連携プログラム ワークショップ「災害を観る 9」,2014年2月
    [3] 塚田 晃司,防災研究プロジェクト報告(情報通信技術),和歌山大学 防災・日本再生シンポジウム「紀伊半島和歌山県のこれからの災害をイメージする」,2014年1月
    [4] 塚田 晃司,災害時の情報通信技術,京都大学 第1回市民講座―災害リスクを考える―,2013年8月

    ○展示
    [1] 災害に強い情報通信技術の開発,和歌山大学防災講演会,和歌山ビッグ愛,2014年9月20日
    [2] 災害に強い情報通信技術の開発,和歌山大学防災講演会,新宮市職業訓練センター,2014年2月1日

    4地域へのコメント

     本研究が目指す自立型電力インフラ・自律型通信インフラを実用化するためには,非常時だけでなく平常時からの設備管理・運用,要求される機能・サービスについて,地域の住民の方々の意見をうかがうことが必要不可欠です.今後も引き続き,地域の住民の方々の協力をいただきながらプロジェクトを推進していきます.

    投稿者:admin