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終了【3/21(水・祝)】第100回記念わだい浪切サロンスペシャル

2018/3/1

ちらしPDF


第100回記念 わだい浪切サロンスペシャルを開催します。

テーマは、「子育て」×「物語・伝承」 

参加無料・申込不要 ☆講演中の保育あり要予約(申込は下記まで)

日  時 : 2018年3月21日(水・祝)13:00~16:45(開場12:30)

場  所 :  岸和田市立浪切ホール 4階 特別会議室

◆開会挨拶・説明 13:00~13:20

◆第1部:13:30~14:50 「データのチカラで子育てが楽しくなるまちづくり」

 話題提供者:満田成紀(システム工学部准教授) X 長谷川秀美さん(NPO法人ここからKit)

                                    X  子育て中のママ  

 今,地域を支える力として,NPOや自治会などの地域に根ざした公益活動団体への期待が高まっています.熱い気持ちをもって日々活動されている方々ですが,必ずしも十分な組織力があるわけではなく,まだまだやりたいことができていないと感じる方も多いようです.一方,ITを使ってさまざまな団体や行政組織の連携をサポートする仕組みとして,「オープンデータ」と呼ばれる取り組みが注目されています.データのチカラで,子育て支援をはじめとする公益活動がもっともっと楽しくなる地域づくりについて,みなさんと一緒に考えてみたいと思います.

◆第2部:15:05~16:35 「紀伊半島と西国順礼ー縁起・旅・書物ー」

 話題提供者:大橋直義(教育学部准教授)

 西国三十三箇所順礼の旅路が、紀伊半島の南端・那智青岸渡寺を第一番札所としていることはよく知られていますが、ではその順礼の旅の始まりがどのようなものであったのか、そしてその始まりの物語(縁起)が、中世社会から江戸時代にかけ、どのような変転を遂げてきたものであったのかということはあまり知られてはいません。古典籍・古文書のなかに記される物語や伝承を読み解きながら、西国順礼の始まりの物語が紀伊半島を舞台としていかに変容していったのか、考えてみたいと思います。  

◆閉会挨拶 16:35~16:45 

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★★★講演来場者には、トートバッグ(コットン生地)のプレゼントがあります。(枚数に限りあり)

皆様のご来場をお待ちしております。

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☆講演中(第1部・第2部)に保育を希望される方 
対 象:1才半から就学前の子ども
定 員:12名・要予約(先着順 定員になり次第締切)
申 込:下記アドレスをクリックしてお申込ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfTFpAe7rEZxK_IcQV9butzc3sekGztOgxr36ATexmopI-wkQ/viewform

*受付後、5日以内に確認メールをいたします。

*保育についての詳細は、後日保育担当が電話連絡いたします。

Eメールでもお申込いただけます。

【E-mail】kishiwadastaff●center.wakayama-u.ac.jp
(●印は@(アットマーク)に変えてお送りください)
★件名: 保育希望 本文: *第1部希望、第2部希望、両方希望を明記
*保護者氏名、子どもの人数・氏名・年齢・緊急連絡先(携帯)

*受付後、5日以内に確認メールをいたします。
*保育についての詳細は、後日保育担当が電話連絡いたします。
 

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プログラミングチラシPDF

 ♪♪♪♪♪ この日、別会場で ◆プログラミング体験教室を開催します◆ ♪♪♪♪♪
(申込必要)

ゲームを作ったり、キャラクターを動かすプログラムを作ってみよう!初心者OKです。

日時・内容:2018年3月21日(水・祝)

①13:30~14:50
手のひらサイズのコンピュータIchigoJam(イチゴジャム)を使って簡単なゲームを作ります。

②15:20~16:40
ノートパソコンでScratch(スクラッチ)を使って、キャラクターを動かすプログラムを作ります。

場 所:岸和田市立浪切ホール4階研修室1
対 象:小学生以上(小学2年生以下は保護者同伴)
定 員:各時間20名(抽選)
参加費:無料

申込・締切:下記のアドレスよりお申込ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScMxY8ls1Zo5_Jqi9XloIjxXSQllbbfw171E92-mbZvTus_EQ/viewform

3月5日(月)17時まで受付します。

3月9日(金)に当選者のみご連絡を差し上げます

Eメールでもお申し込みいただけます。

【E-mail】: kishiwadastaff●center.wakayama-u.ac.jp 
(●印は@(アットマーク)に変えてお送りください)

件名:プログラミング応募
本文:①13:30~14:50 もしくは②15:20~16:40のどちらかをお選びください。
保護者氏名、子ども氏名・学年・緊急連絡先(携帯電話番号)

☆興味があれば、初心者でもかまいません。水筒(水分補給のため)をお持ちください。
保護者の見学可能。
 

 

 


 

 

 

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 参加者 1部:62名  2部:58名

◆第1部アンケートより

・ローカルウィキ、OSMについてよくわかりました。市民活動の手だてとしてとてもいいものと思います。(60代・男性)

・満田先生と長谷川さんのお話で、大学と地域のつながりの1つのケースとしての「ここからKit・きしふぁみ」さんとの協働の経緯をよく理解できました。「こんなことをしています!」の発表だけでなく、その活動が生まれた背景からも他の事例やアイディアの参考になることがたくさんあると思いました。若いお母さんと可愛い赤ちゃんの登壇は、サテライト始まって以来のエポックです。関係者の皆様のご努力にも敬意を表します。(50代・女性)

・とても良かったです。ありがとうございました。(40代・男性)

100回おめでとう。(70代・男性)

・インターネットの技術と子育て、街づくりという2つの領域がアクティブに関係しているところが面白かった。人とのつながりにサテライトが貢献しているところもうれしい。(50代・男性)

・子育てについて、最後赤ちゃんとお母さんが前に出てディスカッションしていたのですが、イスだとお母さんが大変そうだったので、タタミをしいて座らせてあげるなどすればお話しやすいのかもと思いました。次回があるかもしれないので、良かったらご参考までに。お母さんに聞いてみてください(笑)子どもさんと一緒にお母さんが参加できるのが、すばらしいと思いました。(40代・女性)

・子育てママが情報収集し、提供するサークルの発想に「なるほど」と頷ける所あり。子育ての生活感そのものを情報としているかな。これをマップにする、すばらしい、拍手。(男性)

・子育てにマッピング、オープンデータの利用例を披露していただき、さらにオープンデータの応用例を示していただき大変ありがたい。(40代・男性)

・オープンデータの使い方として、こういう使い方もあるのかと納得。(60代・男性)

 

◆第2部アンケートより

・文書を正しく記することの大切さが、また、記する者の責任があると思われる。西国三十三所を巡りたくなりました。(60だい・男性)

・花山院と熊野の関係について、少しだけですが、新しい知識を得ることができました。(50代・女性)

・ムツかしい内容でしたので、理解不足のところもありますが、ナゾ解きの要素があってとても楽しめました。今後、西国三十三所に触れるとき、今日のお話を思い出しながら楽しめそうです。ありがとうございました。(40代・男性)

・とても良かったです。ありがとうございました。少し難しい話でしたが、興味深く聞かせていただきました。自分でも調べたいと思います。(40代)

・本格的な内容で、文献を読む楽しみを味わうことができた。史実と虚構の交錯が面白い。文化のネットワークを垣間見た気がした。(50代・男性)

・現代と古代とをテーマにした設定は100回記念に相応した企画だったと思う。(40代・男性)

・西国三十三所順礼にこれほど多くの説があることにおどろいた。(50代・男性)

・大橋先生、いつもながらの資料、沢山のお話ありがとうございます。家でもう一度、じっくり読んでいきたいと思います。(60代・女性)

・西国巡礼と熊野古道について、歴史と文献に圧倒された。四国の八十八所とは全然違うとわかった。(60代・男性)

・資料を使って、花山院を通して西国のいろいろな人物とのかかわりを話していただいて興味深かったですが、もっとゆっくり、じっくり伺いたかったと思います。(70代・女性)

・はじめて4階へ、景色がいいのにびっくりした。三十三所巡礼のこと、聞いたことのある名前と場所、なかなか結びつけることの難しいものが、少々理解できました。(60代・女性)

・内容が詳細で難しかった。古い文献の真実を読み解くのは、気の遠くなる作業を感じました。(50代・女性)

 【概要】

100回わだい浪切サロンスペシャルの第2部では、「紀伊半島と西国順礼」について、古典籍・古文書の記されている物語や伝承を読み解きながら、和歌山大学教育学部の大橋直義先生がお話しくださいました。

 大橋先生は、紀伊半島の書物や説話を中心に研究されており、地域の文化資源を地域の方々に知っていただき、それを活用して、地域の外の皆さんにどのようにアピールしていけばよいか等、ヒントになるお話ができればとお話しくださいました。

 西国三十三所順礼について、紀伊半島から始まる西国順礼は、どのように始まっていったのか、鎌倉時代や室町時代の人達は、どのように考えていたのでしょうか。

西国順礼のはじまりについて、『西国順礼縁起』には、徳道上人が、頓死して冥界におもむき、衆生の堕地獄を防ぐ方法として、閻魔王自ら、三十三所観音順礼を勧め、その証として宝印記文を与えられ、蘇生後、記文を中山寺に、宝印を長谷寺に納め、人々に順礼を広めたと記されていると説明してくださいました。

 また、花山院について、熊野・西国順礼と関わるとする言説が存在したことは事実であり、平安時代の終わりから鎌倉時代の初めにかけて、花山院と熊野、花山院と西国順礼と皆が言い始めたことについての疑問についてや、この事をリードしていった人達は誰なのか、更には、西国順礼とどのように関わっているのかということを歴史的に明らかにしていこうということが、今回の話のポイントであるとお話しくださいました。

 源健一郎氏の書かれた論文の一説に、花山(特に那智)という聖地の復興のために、「鎌倉期以降は那智千日参籠行者の始祖として、南北朝・室町時代以降には西国三十三所巡礼の始祖としても位置づけられ」と書かれており、花山院熊野御幸最古では、熊野へ行ったという記事が載っています。

 熊野に関する和歌は、『万葉集』や『拾遺』にも見えるが、熊野参詣に言及するのは、『後拾遺」以後であるとのことでした。

平安時代末期の歌僧である西行法師が書いた和歌集である『山家集』では、花山院と那智の関与の初例について書かれていると紹介してくださいました。

 また、『大鏡』の書物では、花山院が出家をした際に、安倍清明の家の前を通り、術によって知るというエピソードが記されており、花山院と安部清明との最初の接点についても、お話しくださいました。

 平安時代の終わり頃には、熊野にいた西行法師が歌を詠んだ頃、花山院が那智千日参籠行者であったと言われ始め、室町時代には、歴史がつくられていく背景に、那智と、那智に古くから関わってきた花山院の存在があったということでした。

 最後に、中世の西国順礼縁起説の形成・伝播に禅僧と熊野三山(特に那智阿弥)の関与があり、その背景に由良・興国寺を本山とする法燈派が介在していた可能性が高いと思われるが、これについては、不詳であるとお話しくださいました。

 今回のサロンは、普段、なかなか触れることができない古典籍、古文書について詳しく説明いただき、とても懐かしい古典の授業を思い出した方もおられたのではないでしょうか。

 西国三十三所は、今年(2018)、草創1300年を迎えるとのことです。これを機会に各所を参拝し、手を合わすことで自分自身を見つめ直すことができる順礼の旅に出ることも、心癒される大切な時間になるように思いました

 

 

 

 

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