和歌山大学岸和田サテライトのホームページ。和歌山大学の保有する高等教育機能を活用して、泉州・南大阪地域のニーズに対応した諸種の高等教育及び生涯学習・地域連携事業を実施しています。

ホーム  >  わだい浪切サロン  >  わだい浪切サロン一覧  >  (終了)(開催レポート)【7月17日】第114回わだい浪切サロン「スモールに地元で生きる」

(終了)(開催レポート)【7月17日】第114回わだい浪切サロン「スモールに地元で生きる」

2019/6/28

【開催レポート】

【概要】
和歌山大学経済学部准教授、岸和田サテライト代表の藤田和史先生にご講義いただいた。
 
徳島県で進められてきたサテライトオフィス誘致による過疎地域集落の再生事業について、事例を紹介しながらお話いただいた。
サテライトオフィスとは、大都市圏に本所をおく、ICT業種もしくはクリエイティブ業種、ソーシャル・ビジネスの中小企業が、本所から離れた地点での業務を行う拠点である。
 
徳島県にサテライトオフィスがおかれるようになったきっかけは、地デジ化である。県内全てにケーブルテレビを設置し、2011年にサテライトオフィス事業を核とするプロジェクトが開始された。2018年12月現在で、県内の12市町村に62社のサテライトオフィスがあるそうだ。
空き家の活用をしていく中で、都会だけでなく農山村で働きたいというニーズが発見され、大都市圏とサテライトを往復する企業や移住者による起業が進んだのである。サテライトオフィスとして空き家を活用したり、元々工場であったところをコワーキングスペースとして利用したりしている。また、地域の行事や祭りに参加するなど、地域住民との交流や地域社会の新たな担い手の創出にも繋がっている。しかし一方で、大都市圏とサテライトとの移動にかかる費用の問題や独自性の維持、次々と新しいものを生み出さなければならないなどの課題もある。
 
サテライトオフィス誘致の効果は、人口移動や集落再生だけでなく、都市と農村の新たな関係に基づく集落の担い手創造という側面がある。また、取り組みが行政だけでなく、民間から湧き上がってきた取り組みであるという点も特徴的であった。
藤田先生が最後に、「行政だけ、民間だけのように、誰かだけが頑張るというのではいけない」「事例そのまま真似るのではなく、それぞれの地域特性を活かして実行することが大切だ」と話されたことが印象に残った。参加者のみなさまも熱心にメモをとられ、サロン終了後に先生と直接お話しをされている方もいらっしゃった。
 
【参加者 40名】
 

 

 

 
・政策テーマ「企業誘致」にふさわしいテーマであるから今回の「わだい浪切サロン」へ参加した。大変良かった。
・ニュースで知っていることもあったが詳しく解説してもらいわかりやすかった。
・他市での成功事例が紹介されていた。説明が理解しやすかった。
・空き家対策の一助として知識を得られたので良かった。
・事例としてとても参考になった。また、単にまねるだけでなくアレンジが必要であるということは私も感じたところだ。
・地方で活性化につなげる事例をきちんと分析した話は大事だと思った。
・誰かだけが頑張るともたないという言葉が印象に残った。
・知らない分野がよくわかった。
・身近に感じられる。大変良かった。
・教育・産業とか多方面の色々な成功事例をもっと教えてほしい。
・継続させることについての意見がききたかった。
・大都市近郊の市町村での振興・活性をどうすれば良いかを考える必要を感じた。

 

 いま政府による地方創生事業が進められる中で,「○○モデル」とも呼ばれる成功事例が各地で蓄積されてきています.それらの中で徳島県で進められてきたサテライトオフィス誘致による過疎地域集落の再生事業は,単に人口移動や集落再生といっただけではなく,都市と農村の新たな関係に基づく集落の担い手創造という側面を持っています.また,取り組みが行政だけではなく,民間から湧き上がってきた取り組みであるという点も特徴的です.徳島県の事例を紹介しつつ,得られた示唆をお話したいと思います.

話題提供者は、和歌山大学経済学部准教授 岸和田サテライト代表 COC+推進室長の藤田 和史さんです。

 

日時 2019年7月17日水曜日 19時~2030

場所 岸和田市立浪切ホール 1階 多目的ホール

【申込不要 参加費無料】

印刷用PDFはこちらをクリックしてください。

 

次の記事へ