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【開催レポート】「18歳からの一票」(第1回):ボートマッチ編


第1回 開催レポート

テーマ 「ボートマッチを体験しよう!」
日 時 6月12日(日) 13:30-16:30
場 所 岸和田市立浪切ホール4階 会議室2・3
講 師 越野章史(和歌山大学教育学部准教授)

主権者教育プログラム「18歳からの一票」の第1回目のプログラムが終了しました。

高校生が数名参加してくれました。
また、高校の先生方や和歌山大学生を含む大学生、岸和田市の若手職員の方にも参加いただきました。

当日は、自己紹介、ボートマッチ体験、ボートマッチ体験を通じての感想、の順で行われました。

各自の自己紹介を終えて、ボートマッチを体験しました。

この日は、毎日新聞のボートマッチ(現在は2016年参院選版になっていますが、6月12日時点では2014年の衆院選版が最新)を利用しました。

ボートマッチは、設問に答えることで、政党や選挙候補者の政策に対する考え方と自分の考え方がどれだけ一致しているかを、数値化して知ることができるサービスです。毎日新聞だけでなく、他の新聞社や選挙を推進する団体などが提供しています。

ボートマッチを各自体験する中で、自分の考え方がどの政党や選挙候補者に近いのかが参考になる一方で、選択肢が選びにくいことや新聞社独自の観点で選ばれた質問項目(他にも聞くべき項目があるのではないか)がないか、などの疑問も指摘されました。
一つのボートマッチを利用するだけでなく、他のボートマッチを利用し比較してみる、また設問に答える中で疑問に感じたことを自分自身で調べてみるなどの展開が重要です。ボートマッチの結果を鵜呑みにせず、より深く今の政治や選挙について考えるためのツールとして活用することが求められることがわかりました。

    
(ボートマッチを体験している様子)   (ボートマッチの設問内容に関する質問に答える越野准教授)


最後に、プログラムを通しての感想を一人ずつ話しました。
話し合う中で、主権者教育は学校現場でどのように取り組まれるべきなのかということが話題になりました。

特に、学校の先生が自身の意見を生徒たちに話してよいものか、いわゆる「政治的中立」でなければいけないのではないか、という議論がありました。

このことについて、参加してくれた高校生から、「私は先生の考えや意見も聞いてみたい」「1人の先生の意見だけでなく、他の色んな先生の意見を聞いてみたい」などの意見が出ました。
「政治的中立」については、様々な議論があると思いますが、教育を受ける当事者である高校生の意見は印象的でした。

レポートの締めくくりとして、参加して下さった高校生と大学生のアンケート・感想をご紹介します。

●Aさん
普段、友達とこのような話をする場がないのと、又、さまざまな立場の方が集まるというのもあまりないことなので、今回、とても貴重な経験をさせていただきました。
面白かったです。
政治に関しては自分の知識量が少ないことを痛感しました。
しかし、休憩時間に分からなかったことを調べていて思ったのは、政治問題についての情報にアクセスしにくいのではないかということです。
自分自身の勉強不足は確かにあるのですが、情報がもっと気軽に得られたら高校生の関心度もあがるのでは、というのを感じました。
今回は、教授がテーマや材料を示してくださって、その都度それについて考えるという感じだったと思うのですが、私としてはもっと意見を交わす時間が欲しいです。
ですが、その形式にしてしまうと他の高校生にとってはやりにくいかも…。
次回も日程が合えばぜひ参加させていただこうと思います。
ありがとうございました。

●Bさん
ぜんぜん政治について分からない状態で参加したけど、分からないこと、皆さんの意見等を聞け楽しかったです。こんな事を考えていて・・・を聞けてとても新鮮でした。自分で調べて、考えたいと本当に思いました。そういう努力をしていこうと思います。今回と同じような話し合いなら、ぜひ参加したいです。

●Cさん
ボートマッチを体験してみて、政治に関するワードで聞いたことがあっても、どういうものかよく分からないものを学び直すきっかけにもなり、よい機会だと思いました。
また、主権者教育について、政治について学校で学べる機会も大切だと思うので、映像で見たような取り組みが行われることも大切だと思いました。
映像にあったのは高校でしたが、実際には大学でもこのような機会があれば選挙・政治について考えることができると思いました。

●Dさん
色々、詳しくたくさんの人の意見を聞くことができとても良い経験になりました。少し難しい内容でしたが、これを機に政治についてもっと勉強しようと思います。