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【開催レポート及びその後の綿花】繊維の魅力にせまる~綿花を植えてみよう~

繊維の魅力にせまる

~綿花を植えてみよう~

泉州地域やお隣の河内地域では、昔から繊維産業が盛んでした。

綿花の生産とともに綿紡績が泉州そして京阪神の工業化の原動力になって発展してきました。

そこで、今回は繊維産業の現状や課題を皆さんとともに考えます。午後からは、繊維のもととなる綿花を和歌山大学の学生とともにプランターに植えます。図書館に来るたびに大きくなる綿花を観察できるので小さいこども連れの参加も大歓迎です!

5月7日(火)までに氏名・連絡先を明記の上、下記までお申し込みください。(先着20名)

 

応募は下記まで。

和歌山大学岸和田サテライト 岸和田港緑町1-1浪切ホール2F

TEL FAX 072-433-0875

e-mail: kishiwadastaff[at]wakaya-u.ac.jp

[at]を@に変えて送信をお願いいたします。


 

ブックフェスタ開催レポート
繊維の魅力にせまる~綿花を植えてみよう~(5月11日開催)
 
繊維は身近なものですが、案外それをどうやって作られているのか、特に身近な繊維である木綿のお話しをベースに今回の岸和田市立図書館さんの協力を得てブックフェスタを開催しました。今回は15名ご参加いただきました。
まず、最初にお話しいただいたのは、大阪府立大阪産業経済リサーチセンターの松下隆さまから、大阪の繊維産業の現状・課題と方向性についてでした。
大阪の繊維業の特徴として、紡績から染色、そして衣料の製造まで一貫で行っているのが大阪の特徴であることを踏まえたうえで、繊維の中でも棉の話を中心にご説明頂きました。
我々が普段身につけている繊維としての棉は、ほとんどインド綿であること、日本固有の和綿はインド綿に比べ毛足が短く織布としては使いづらいため、主に布団の棉として使用されているとのことでした。
そのため日本における棉生産面積は年々減少し、特に戦後関税の自由化などで著しく減少したが、ここ最近になって棉耕作面積がわずかながら上昇していることを挙げられていました。特に東日本大震災における塩害を棉で除去するため東北コットンプロジェクトが立ち上がったことも大きく、また各地方でも有機栽培の棉で衣料などをつくる運動が起こっており、その背景には大量生産ではなく、味のあるものが望まれていることがあげられました。それは材料としての綿だけでなく、古い織布の機械をあえて導入すること=これを松下さんは「古い」ではなく「奮い」機械と表現されていて、大量生産で均一なものでなく織った風合いに味を持ったモノが志向されていること、また地産地消のようなエシカル(ethical=倫理的な)な動きがあるのではないかとのことを指摘されていました。
続いて夢つむぎ会の事務局長 木村さまよりその活動について簡単に報告され、そのあと参加者による棉の栽培体験が行なわれました。棉の性質上すべてが発芽し棉になるのではないため、種を植えるための穴をあけて2~3粒の棉の種を投入しますが、全て発芽するとその後の生長が阻まれてしまうため、適宜間引きが必要であるとのことや、培地(土のこと)をかなりの量で濡らしておかなければならないことなどを松下さまや木村さまから指導を受け植え付けを完了いたしました。
棉のみが実るのは10月ぐらいとのことなので、それまで水を絶やさないことが大切とのことでした。棉の刈り入れを楽しみに秋の再会を楽しみに散会いたしました。
棉の繊維を手で紡いでいる松下さん。それだけでも結構な強さの繊維ができます。
当日の受講風景。
 
当日は小さいお子様も含め皆さんで棉の種を植えました。
 

それから約2週間たった5月24日の棉の様子です。

結構な勢いで発芽しています。

岸和田市立図書館の左側サイドにプランターがあります。お立ち寄りの際は生育の様子をご覧いただけたらと思います。

棉が刈り入れできる秋が楽しみです。


6月4日の発芽状況です。