国立大学法人 和歌山大学

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和歌山大学創立60年記念特別展示

和歌山大学創立60年記念特別展示

 

世界最古、1200年前の印刷(経文)と宝塔
―8C.後半期の「百万塔」と「無垢浄光経自心印陀羅尼―

 


百万塔・陀羅尼経
「百万塔」は、称徳天皇が藤原仲麻呂の乱後の事後処理において造らせたとされる木造小塔で、法舎利として無垢浄光大陀羅尼経を納入している。
「百万塔」にはそのうち、「根本・慈心・相輪・六度等の陀羅尼」の四種が納められている。
百万塔は、奈良や大阪の十寺に分置されたが、現存しているのは法隆寺施入分のみである。
 


 

  無垢浄光大陀羅尼経は七世紀末〜八世紀初頃に唐僧・三蔵弥陀山が漢訳した、仏塔の造立・その塔内に納める陀羅尼(=密教の呪文)・修法について示した密教経典で、六種の陀羅尼を説く。
 経典は、陀羅尼を書写し唱えることで一切の罪障が消えると説く。本来は「書写」すべきところだが、百万という膨大な数量を短期間に制作する必要からか版刷とした。
版は金属製・木製のどちらかで議論があり確定していないが、耐久性や版面に生じたゆがみから考えて金属製の可能性がある。
本学所蔵の無垢浄光大陀羅尼経は、自心印陀羅尼である。


展示期間  2008年6月3日(火)〜6月10日(火)

         10時半〜16時半  土・日・祝日は休館

展示場所  紀州経済史文化史研究所展示室(附属図書館3階)

 

※ 埋もれていた貴重な文化財を和歌山大学創立60年を記念して特別に公開展示します。