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「教養の森」とは?
「教養の森」とは?

Once upon a time(昔々…)和歌山は「木の国」と呼ばれていました。そして、そこに連なる豊かな森は、いつも私たちを養い、私たちに「人間」の何たるかを教えてくれる、先生の役目を果たすものでもありました。そのような森の姿に因み、和歌山大学の教養教育は「教養の森」の名を冠せられています。

 

森と、そこに生い茂る木は、昔から今に至るまで、人間の「教養」(culture)と分かち難く結び付いてきました。例えば、森が人間の故郷であり、人類(「ヒト」)の発祥の舞台であったこと、また、森を後にしても人間は、絶えず森と繋がり、森に育まれ、生活(衣・食・住)の糧を森から得ていたこと、その意味において、人間が道具を使い、火を操り、人間に特有の行動や習慣を身に付けることが出来るようになったのは、何よりも森の恩恵に与るものであったこと、このような歴史を跡付けるだけでも、私たちの「文化」(culture)が森と連なり合うものであったことは確かです。

そして、その上に幾つもの、古代の神話に物語られている「宇宙樹」や「世界樹」や、あるいは「運命の木」が、深々と生い茂ることになりますし、そこには『聖書』の中の「生命の木」や「知恵の木」や、それどころか「十字架」すらもが、その枝を張り、長い影を延ばすことになるでしょう。そのような木々の許に集い、語り合う「森の賢者」や「竹林の七賢」の声も、洋の東西を問いません。そして、それは中世における「賢者の木」や、さらに近代における「学問の木」(デカルト『哲学原理』)へと引き継がれ、現代の科学や技術や、知識や情報の姿を刻み出すことにもなります。

和歌山大学は、そのような木や森や、そこから産み出された多様な創造物(象徴的には、紙や筆や本)と、その歴史を踏まえ、本学の教養教育を「教養の森」のイメージで捉えています。そして、これからの時代――混沌として、決して明るい未来が約束されている訳ではなく、しかしながら、そうであるからこそ「教養」の力や「文化」の力が必要となり、それが人間の「幸福」にとって必須のものとなる時代を生きる、皆さんの一人一人に向けて、本学の教養教育の理念を掲げ、教養教育の内容を刷新し、その実施体制を整え、責任ある組織作りを推し進めることを約束しています。

教養の森に関するお問い合わせはこちらまで 和歌山大学学生センター 学務課

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