観光を主軸とした知の拠点形成のための戦略的大学連携

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「メンバーとして学ぶプロジェクトマネジメント」

   〜コンセプト弁当〜

 当事業では連携各校が実施する授業をテレビ授業システムを用いて共有する単位互換制度に加え、連携校が協力し、授業設計を行う試みを行っています。

 今回は和歌山信愛女子短期大学・和歌山大学が協力し、「日本が求める新しい人材育成教育」として、表題の集中講義を設計・実施しました。
 特に、
 ・ 座学や個人の成績で評価される通常の授業では学べない、
 実社会の中でチームとしての活動を学ぶプロジェクトマネジメント
 ・ 地域社会の活性化の重要性その手法、社会の中での学生の役割
 ・ 食育と地産地消
の3項目を重点課題とし、連携校の学生が地産地消のコンセプト弁当を企画するプロジェクト体験型の授業を行いました。
 

報告1

 6月15日、17日24日
 プロジェクトマネージメント、地域活性化、食育と地産地消に関連し、和歌山大学・和歌山信愛女子短期大学・戦略事業担当の教員によるリレー授業を行いました。
 授業はテレビ授業システムを利用して、それぞれの大学より連携各校に配信されました。  

報告2

 チーム活動においては、初めて顔を合わせたメンバーがどのようにコミュニケーションを深めるかが重要なテーマと成ります。今回の授業を通じて、コンセプト弁当の企画を立案すると同時に、チームメンバーとしてプロジェクトに参加する体験授業を実施しました。
 授業に参加した両校の学生が一堂に集まり、地産地消をテーマとしたコンセプト弁当の企画を行いました。学生は6つのチームに分かれて企画作業を行いました。
 またお弁当の製作・販売に関する協力業者から、使用する食材およびお弁当製作に当たっての注意事項等に関するレクチャーを受けました。
 各チームは最終的に自分達の考えたお弁当のメニューとそのイメージ図の作成を行いました。
 マスコミ向けチラシ

報告3

 6チームが企画したお弁当を協力業者に実際に製作いただき、和歌山信愛女子短期大学オープンキャンパスにて試食会を行い、高校生等への試食アンケートを元に最終的に2種類に絞りました。
 ふたたびチームに分かれて、見た目や味、栄養バランス等に関して議論を行い、評価を行いました。 
 お弁当ポスター ・・・   

報告4
 コンセプト弁当の企画は広くテレビ・ラジオでも取り上げられ、製造を担当するお弁当業者だけではなく、食材の手配や仕入れ、販売促進に関して、和歌山県庁・JAの協力が得られました。テレビには授業に参加した学生が出演し、お弁当の宣伝を行いました。この結果、当初予定の100食を大きく上回り、1000食を越える注文をいただくことが出来ました。
 お弁当は協力業者の手によりJR和歌山駅ビル構内で販売され、店頭用の100食は発売後20分で完売することが出来ました。
 その後、3人の教員によるまとめの講義を行い、本授業の基本コンセプトの再確認が行われ、今回の企画授業は終了しました。







報告5(まとめ)

 本事業では、
 ・座学や個人の成績で評価される通常の授業では学べない、実社会の中でチームとしての活動を学ぶプロジェクトマネジメント
 ・地域社会の活性化の重要性その手法、社会の中での学生の役割
 ・食育と地産地消
の3点に重点を置き、授業設計を行い、実施しました。学生の中には新しいタイプの授業であったことにたいする戸惑いも見られましたが、総じて学生の意見は好評でした。
 特に校風の違いや始めて有ったメンバーとの間では議論の実施に関しても苦労が見られましたが、「他人と共同し、一つの物を作り上げる」今回の経験により、プロジェクト活動の基本と成る、メンバーとしての心構え等に関して学ぶことが出来たとの意見もありました。
 また非常に多くの方々の協力を取り付けることが出来たこと、またお弁当が予想以上の反響を呼んだことに関する驚きも多く、学生として、社会の中で自分が出来ることに関して、改めて考え直したとの意見もありました。
 本授業は連携校の協力による初の授業設計であったこと、また従来の座学に留まらない新しいタイプの人材育成教育授業であったことなど、参加した教員にも大きな挑戦でしたが、大きな成功を収めることが出来ました。
 当事業ではこの経験をベースとして、地方大学に求められる新しい人材教育の一手法として、同様の授業設計を今後も進めていく予定です。

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