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2015年04月

 第15回の歴史かふぇのテーマは「和歌祭の歴史と御船歌-御船歌を体験してみよう-」です。

場所は、紀州東照宮すぐ近くの和歌浦支所2階会議室をお借りしました。

ナビゲーターは紀州経済史文化史研究所特任准教授の吉村旭輝先生。

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まずは、和歌祭についてのお話。

和歌祭は、徳川家康を祀る紀州東照宮の祭礼で、紀州藩藩主の徳川頼宜によって創始されました。はじまりは元和8 年(1622)と古く、城下を挙げて盛大に開催していました。

渡御行列には、「練り物」と呼ばれる芸能の数々もあります。

 

長い歴史の中で、練り物の大幅な縮小や資金不足による中止などもあったそうです。

伝統ある和歌祭の変遷を、さまざまな史料をもとにご説明いただきました。

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こんな興味深いお話もありました。

徳川家康は、「東照大権現」として祀られていますね。

家康の死後、葬儀は秀吉に習い、梵舜という僧により吉田神道式で行なわれました。

遺体は遺言により久能山へ安置。1周忌に日光山へ祀るようにされていたのですが、

梵舜と天台座主である天海の間で論争がおこります。結果は天海の勝利。

家康は山王一実神道で、東照“大権現”として祀られることになりました。

勝ったのが天海でなかったら…家康は“大権現”ではなかったのかもしれません。

 

今年は家康の400回忌にあたり、和歌山大学の図書館3階にある紀州経済史文化史研究所では、企画展「御神忌祭と和歌祭」が開催されています。

もっといろんなことを学びたい!と思った方は、こちらにも足を運ばなくてはなりませんね。

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続いては、和歌祭の練り物のひとつ「唐舩・御船歌」について。

 

昔、唐舩とは別に、紀州藩御船手方が関船を海上に出し、御船歌を歌っていました。

この唐舩と関船がいつしか一緒になり、唐舩も御船手方が担うようになったそうです。

明治時代に入っても、御船手方の末裔や縁故者たちによって御船歌は受け継がれていました。

 

この御船歌は一時途絶えていましたが、2010年に30年ぶりの復興を遂げました。

復興は吉村先生を含めた3人から始まり、唄を覚えることが一番大変だったそうです。

途絶えた芸能を継承していくことはとても大切であり、同時に難しいことであります。

 

後半は、その御船歌を唐舩御船歌連中さんにより披露いただきました。

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御船歌には「長唄」「端唄」「せり唄」「やれ節」の4つの唄があります。

太鼓と法螺貝の音が会場全体に広がりました。

歌詞には「片男波」「玉津島」「不老橋」など和歌浦の名所が盛り込まれており、和歌浦の情景が浮かびあがったのではないでしょうか?

 

また、参加したみなさんと一緒に、和歌浦に関するやれ節を合唱し、太鼓と法螺貝の体験をしました。

たくさんの魅力あふれる和歌祭と唐舩御船歌。ひとりでも多くの人に興味をもってもらい、継承していくことが課題だそうです。由緒ある芸能の担い手として参加してみたいと思いませんか。

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学生スタッフ 和歌山大学教育学部4回生 大倉志織・経済学部3回生 高橋淳也

カテゴリ:活動報告

タグ:カフェレポート 和歌祭 御船歌 徳川家康 歴史かふぇ

2015年04月28日 10:05

今年度初めの宇宙カフェは、いつもの和歌山市を飛び出して粉河の山崎邸で開催!

築まもなく100年を迎える山崎邸の2階にある傘の間で、宇宙に思いを馳せる…そんな回でした。

■山崎邸って?

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JR粉河駅から徒歩3分くらいの距離にある古民家。
1917年に棟上げされ、今年で98年。
当時は紀北紀中を中心に綿ネルと呼ばれる綿織物の生産加工で全国でも有数の産地だった和歌山県。
その綿ネル生産向上を持ち、朝鮮半島方面への販売で財を成した山崎家の邸宅だったところです。

お家の中も、お庭もとってもよい雰囲気!

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詳しくはこちら

■山崎邸の傘の間から宇宙を望む

今回宇宙カフェを開催したのは2階の傘の間。
上を見上げると傘の骨のような天井が広がっています。すごい…!
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山崎邸が生まれた約100年前の宇宙。つまり100光年向こうの宇宙には何があるの?といった話や、中央の電気を太陽に傘の間の円(直径3.6m)を地球が回っていると仮定すると、100光年先はどのあたり?など、この場所ならではのお話が盛りだくさん。
話題は尽きることなく、あっという間に1時間半が過ぎて行きました。

■夜には玄関先で観望会

宇宙カフェのあと山崎邸内にある「創cafe」さんで休憩したあと、玄関先で観望会を行いました。

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日の入した18時半過ぎからゆるゆると月や金星を観察。
暗くなってからは木星やふたご座、春の大三角などを観察したりお話を聞いたり。

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望遠鏡で見る月はすごくきれいでした!!

午後から夜まで長時間に渡った宇宙カフェ。
遠くからご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

また、快く会場をおかしいただきました山崎邸および創cafeさん、ありがとうございました。

次回はまた和歌山市内に戻っての開催です。
詳しくはこちらから→5月の宇宙カフェ〜私たちは見た!最北の島から皆既日食報告〜

5月の宇宙カフェのご案内です。

昨年3月、宇宙カフェで尾久土先生がお話された「Unusual destination? 地球の果てへ、そして宇宙へ〜最北の島からのレポート」、覚えていらっしゃいますか?

「人が住む最も北の島に行っていたよ。来年にはここで皆既日食が見られるんだよ」とそのときお話されていた皆既日食がついにありました!尾久土先生ほか学生もこの皆既日食を観測に行ってきたということで、どんな様子だったか報告を聞きたいと思います。

■最北の島で見た世界が影に飲まれる瞬間

2015年3月20日。北緯78°、スヴァールヴァル諸島スピッベルゲン島。
雪と氷に覆われた北極圏の地で、太陽は横に転がり、ダイヤモンドリングの輝きを残して月に隠され、世界は影に飲み込まれていきました。

今回、この神秘の皆既日食を観光学部のデジタルドームシアターで体験していただけます。

■そもそも最北の島ってどんなところなの?

今回観測にいったスヴァールヴァル諸島スピッベルゲン島ってどんな島なのでしょう?
外の気温はマイナス17℃。それってどのくらい寒いの?
最北の島ってことは、シロクマがいたりする?!

こんなギモンにもお答えいただけるそうですよ〜

そして、日食後に滞在したサーリセルカ(フィンランド)ではオーロラも観測できたそうです。
この驚きと感動の旅のあれこれをみんなで聞きましょう!

■詳細

テーマ:私たちは見た!最北の島から皆既日食報告
ナビゲーター:尾久土正己、吉住千亜紀、佐藤奈穂子(宇宙教育研究所)
       西角吉貴、田渕里佳、神野あきら(観光学部学生)
日 時:平成27年5月29日(金) 18時30分〜20時ごろ
場 所:和歌山大学観光学部棟
対 象:中学生〜一般
参加費:200円(ドリンク付き)
定 員:20名程度 先着順・要申込み 当日残席があれば参加申し込み可
申込み:メールまたはFAX
    「お名前」「ご連絡先(自宅・携帯電話)」をご記入のうえ
    FAX:073-427-7616
    E-mail:machikado@center.wakayama-u.ac.jp

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■駐車場のご案内

下記の地図をご参考にお越しください。

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5月16日(土)より、まちかど土曜楽交の第1クールがスタートします。
土曜楽交では、将来教師を目指す学生が講師となり、オリジナルの教材を使って、
楽しく学びの時間を過ごします。

 

 5月16日(土)

和歌山県の「特産品」分析

色のイメージ学習・和歌山の県旗を作ってみよう!

 5月23日(土)

和歌山県・地理と歴史の基礎基本

数値で捉える和歌山と和歌山市

 5月30日(土)

音で遊ぼう!星のしおりを作ろう!

 6月 6日(土)

おもしろくてためになる社会科学習☆

 6月13日(土)

もっと知ろう身近な和歌山市

和歌山市観光PRビデオを作ろう!

 

※都合により、学習内容は変更になる場合があります。
※いずれも開催時間は10時〜12時30分まで。

場 所:和歌山大学松下会館和歌山市西高松1-7-20

対 象:小学4・5・6年生(保護者の送迎を基本とします)
参加費:無料
定 員:25名(小学4・5・6年生合計)応募者多数の場合、抽選
申込み:FAXまたはメールでお申し込みください。
            FAX:073-427-7616
            E-mail:machikado@center.wakayama-u.ac.jp
            ※メールでお申込みの方は、パソコンからのメールが受信できるよう設定をお願いします。 

※申込締切:5月8日(金) 16時まで

問合わせ:地域連携・生涯学習センター (TEL:073-435-5472

詳細についてはチラシをご覧ください。

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カテゴリ:お知らせ

タグ:公開講座 土曜楽交

2015年04月20日 14:42

4月の宇宙カフェのご案内です。

今月はなんと!いつもカフェを開催している和歌山市を飛び出して、
粉河にある古民家「山崎邸」で開催します。

 

■古民家の趣きのある空間で感じる宇宙のひととき

1917年に建てられ、まもなく築100年を迎える粉河の旧家山崎邸。
この100年の年月を基準にして宇宙を考えると、いつもの天文学の話とは違った感じ方になるはずです。

また、山崎邸の2階には宇宙カフェのために用意されたと勘違いしたくなる丸い天井の部屋があります。
今回の宇宙カフェはその丸い天井の部屋を会場にいつもと違う視点で宇宙を感じてみましょう。

なお、当日は天気が良ければ、月や木星を望遠鏡で楽しんでもらいます。木星は星空の中を12年間で1周しています。ということは、山崎邸が出来てから木星は8周しているということになります。

築約100年の山崎邸で"宇宙を感じる"ひとときをお過ごしください。

 

■詳細

テーマ:100年の時を越えて〜山崎邸から宇宙を望む
ナビゲーター:尾久土正己(和歌山大学観光学部教授/宇宙教育研究所)
日 時:平成27年4月25日(土)
    宇宙カフェ 15時〜16時30分
    カフェタイム 16時30分〜18時(山崎邸内、創-HAJIME-cafeをご利用いただけます)
    観望会 19時〜
場 所:山崎邸(紀の川市粉河853-3)
    マップはこちら http://goo.gl/xSxqqL
対 象:中学生〜一般
参加費:無料(ただし、カフェ利用は実費でお願いします)
定 員:20名程度 先着順・要申込み 当日残席があれば参加申し込みも可
申込み:メールまたはFAX
    「お名前」「ご連絡先(自宅・携帯電話)」をご記入の上、お申込みください。
    FAX:073-427-7616
    E-mail:machikado@center.wakayama-u.ac.jp

 

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PDF版はこちら
20150426宇宙カフェ(圧縮)_v2.pdf