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タグ:カフェレポート

シルバーウィークの最終日となった9月23日、講演会終了後すぐ会場を移していつもの「宇宙カフェ」を開催しました。

「宇宙カフェ」とは、和歌山市と和歌山大学の連携事業で、まちなかのカフェなどで宇宙関係の専門家と一般の人が飲み物片手に宇宙に関する話題を語り合うコミュニティの場です。2011年7月にスタートし、今回で50回目を迎えました。

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こども科学館から移動してひとまず席に着いたら、これまでの宇宙カフェの振り返り。

いやー、これまでいろいろありましたね、と話をしたかったのですが、機材トラブルにより急きょ吉住先生が進行することに。これまでのナビゲーターやスタッフからいただいたお祝いメッセージを紹介したり、いろんなテーマを紹介したり…

Skypeで中継したみさと天文台の矢動丸さんからもメッセージもいただきました。

みなさまありがとうございます。

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乾杯して一段落したところで、再び吉川先生のご登場。先ほどの講演会の続きをさらにお話してもらいます。講演会では1つしか紹介されなかった模型もどんどんでてくる…(笑)

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今回は50回記念ということもあり、軽食つき。食事をしながらお話を聞きつつ、吉川先生に自由に(しかも直接!)質問して多くの方が楽しんでいました。

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最後になりましたが、遠方よりお越しいただきました吉川先生、ありがとうございました!

今回を持って、月1回の定期開催から不定期開催へとなりますが、今後共宇宙カフェおよび和歌山大学宇宙教育研究所、まちかどサテライトをどうぞよろしくお願いいたします。

 

▼講演会の様子はこちらからどうぞ!
宇宙カフェ50回記念講演会を開催しました!
http://www.wakayama-u.ac.jp/machikado/2015/09/23-kouenkai.php

和歌山市立こども科学館でシルバーウィークの最終日となる9月23日、宇宙カフェ50回記念特別講演会「太陽系天体探査の最新情報」を開催しました。

この講演会は、和歌山市と和歌山大学の共同企画「宇宙カフェ」の50回を記念したもので、宇宙航空研究開発機構(通称JAXA)から吉川真先生をゲストにお招きしました。

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▼吉川先生プロフィール

宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所・准教授。理学博士。「はやぶさ2」ミッションマネージャ。1962年、栃木県栃木市生まれ。東京大学理学部天文学科卒業。同大学院卒業。日本学術振興会の特別研究員を経て、1991年からは郵政省通信総合研究所に勤務。1996年にはフランスのニース天文台に1年間派遣。1998年に文部省宇宙科学研究所に異動。2003年10月からは、組織の統合により現在に至る。専門は天体力学。「はやぶさ」や「はやぶさ2」等の太陽系天体探査ミッションを中心に惑星探査関連の研究をしている。また、天体の地球衝突問題(スペースガード)についても研究を進めている。

 

当日は小学生から大人まで約80人が参加。大人にとってはちょっぴり懐かしい科学館のプラネタリウム室で、大きなスクリーンを眺めました。

最初に和歌山大学宇宙教育研究所の秋山所長から挨拶と吉川先生のご紹介。

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吉川先生と秋山先生は「はやぶさ」よりずっと以前からお付き合いの間柄のようで、単純な略歴紹介ではわからないお話も聞けておもしろかったです(笑)

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そしていよいよお待ちかね、吉川先生の登場!

今回のテーマは「太陽系天体探査の最新情報」ということで、先生が関わってこられた(または現在も関わっている)さまざまな惑星探査プロジェクトをご紹介いただきました。

「はやぶさ」が帰って来たのが2010年とまぁまぁ記憶に新しいですが、そのほかにもたくさんの惑星探査が進んでおり、最近ではニューホライズンズが冥王星に到着(フライバイ)した話題や水星探査機メッセンジャーのミッション終了の話題があります。

12月には火星探査機の「あかつき」が再度火星の軌道に乗るチャンスがやってきたり、小惑星「1999 JU3」を目指す「はやぶさ2」の地球スイングバイがあったりとまだまだ目が離せません。

惑星探査はいずれも時間のかかるもので、すぐに結果がわかるわけではありませんが、将来的にどんなことわかるのか非常に楽しみです。

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1時間という短い時間でしたが、最後には質問コーナーも設けてくださり、こどもたちからは「はやぶさ2は、今どこにいるの?」「イオンエンジンってどんなの?」などなど質問が飛び出しました。

講演会終了後も吉川先生のところには子どもたちが集まり、直接質問したりお話したりと楽しい一時を過ごしていました。

吉川先生、短い時間ながらもたくさんのお話、ありがとうございました!
またご来場いただきましたみなさま、まことにありがとうございました。
 

講演会後に行われた宇宙カフェのレポートはこちらからどうぞ。
▼祝!第50回宇宙カフェ
http://www.wakayama-u.ac.jp/machikado/2015/09/23-cafe-report.php

今回の宇宙カフェは、和歌山大学観光学部のドームシアターで実施!

本日のナビゲーターは観光学部の吉住千亜紀先生と、当カフェスタッフの後藤です。後藤は地域連携コーディネーターであるとともに動物の研究もしており、プライベートで和歌山城にある動物園のボランティアもしています。

そんな2人が足かけ5年で企画した本日のカフェは、夜空に描かれた動物たちの星座と、今年100周年を迎えた『和歌山公園動物園』に住む動物たちの映像をドームシアターで紹介します!

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国際天文学連合によって定められている88の星座のうち、動物を表すものは38もあります!

(龍やペガススなど、空想上の生き物とされるものはのぞく)

その中から、星座上のクマの尻尾が長い理由や、神話で有名なゼウスが変身した姿とされる星座についてなど、星座に関する楽しいお話をいただきました。

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星座の紹介とともに、動物園に住むツキノワグマ、コブハクチョウ、ミニチュアホース、ヤギ、ヒツジ、カイウサギなどの解説がありました。

動物園での様子や特徴を、写真・映像付きで分かりやすく説明。

途中、アヒルがカメラに向かって突進してきたり、ミーアキャットがカメラに爪を引っ掛けたりと、面白いハプニングも(笑)

まるで本当の動物園ツアーに参加しているようでした!

 

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↑ドームシアターで星座と動物を紹介後、休憩時間に質問に答える後藤。

今回は動物についての質問が多いカフェでした。

・・・可愛い動物たちの映像をたくさん見てしまったので仕方ありませんね

 

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最後は教育学部の屋上にある望遠鏡で星空観望会・・・の予定でしたが、諸事情により観測はできず。

尾久土先生より「望遠鏡で見れないけど望遠鏡は見える」とクールなご連絡をいただいたので、望遠鏡を見るために、そして尾久土先生に会うために、教育学部棟へ移動します!

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望遠鏡は、一枚の写真に収まらないほどの大きさでした・・・本当に大きい。

巨大望遠鏡を取り囲み、先生方のお話を聞いて本日の宇宙カフェは終了。

また機会があれば、ぜひ巨大望遠鏡での観測をしてみたいですね!

 

次回の宇宙カフェは記念すべき第50回!

9月23日(水・祝)にベルファンさんにて実施します。

(宇宙カフェ詳細はこちら!)

 

さらに今回は、特別講演会も実施いたしますので、ぜひご参加ください!

(50回記念特別講演会の詳細はこちら♪)

皆様のご参加をお待ちしております☆

7月23日のワダイノカフェは、本町にあるバー、ロザリータで開催されました。

ナビゲーターは和歌山大学教育学部教授の寺川剛央先生と、和歌山信愛女子短期大学講師の井澤正憲先生です。

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さらに本日は、来日中のスペイン人陶芸家の方々にお越しいただき、

現代美術家である朝岡あかね様(以下、朝岡氏)にスペイン語通訳をお願いいたしました。

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今回のカフェは、こちらで用意した質問を先生方にお答えいただく方法で進められました。

 

Q:陶芸家・大学教員となったきっかけ、作品について

寺川先生は奈良県出身であり、古美術・文化に囲まれて育ったことから、大学進学時点で陶芸家への道を決めていたそうです。

恩師である鈴木治氏(京都市立芸術大学名誉教授)に憧れ、自身も教員となりました。

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井澤先生は、和歌山県紀美野町の八幡工房を展開しています。

陶芸家を目指したきっかけは、高校生時代に陶芸家である林康夫氏(以下、林氏)の作品に出会い、飲まれていく深みや詩的さを感じ、林氏のようになりたいと考えたから、だそうです。

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Q:ミシオン・セラミカについて

井澤先生がスペイン陶芸に着目したのは30代の頃。

林氏に勧められた陶芸家の工房を目指しスペインへ渡りました。

工房の住所・連絡先を知らずに渡ったため、現地で陶芸家の名前をひたすら叫んで案内してもらったとのこと(笑)

その時の縁が、2008年のスペイン人作家作品展や、現在開催中のスペイン現代陶芸と日本の交流芸術祭『ミシオン・セラミカ』につながったそうです☆

 

Q:スペイン人陶芸家の作品について

朝岡氏の逐次通訳でスペイン人陶芸家の方々に発表していただき、作品の写真とともにご紹介しました。

「陶芸というと一般的な認識としては土の焼き物をイメージするのでは?」ということでしたが、今回ご紹介いただいた作品は、木や鉄のような土に拘らない表現方法が特徴的でした。

「もっと詳しく知りたい、作品を見たい」という方は、是非八幡工房へ!

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最後は来場者から寺川・井澤両先生とスペイン人陶芸家の方々への質問、また先生方とスペイン人陶芸家の方々の相互質問で盛り上がり、この日のカフェは終了。

 

寺川先生、井澤先生、朝岡様、それにスペイン人陶芸家の皆様。

本日はありがとうございました!

 

本日のカフェはここまで。

次回は8月15日に宇宙カフェを開催します。(詳しくはコチラ

どうぞお楽しみに!

7月15日の第48回宇宙カフェは『誕生、成長(進化)、そして・・・~僕らは星の子ども~』。

ナビゲーターはみさと天文台台長の矢動丸(やどうまる)泰さんにお越し頂きました。

この日は、紀美野町に本店を構えるキミノーカからジェラートを取り寄せました!

美味しく頂きながらカフェを楽しんでくださいね!

 

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▼みさと天文台

今年7月7日、みさと天文台は開館20周年を迎えました。

その記念イベントとして実施した結婚式『星前式』についてや、「みさと天文台って何?」に答える説明をして頂きました。

 

また、中継をみさと天文台とつなぎ、施設内や、巨大望遠鏡が動作するところを見ることもできました。

画面越しとはいえ、やはり巨大望遠鏡は迫力ありました!

 

▼宇宙の誕生・成長(進化)

宇宙は、ビッグバンの発生により誕生したと言われています。

宇宙が誕生したばかりの時に存在した水素の原子核である単体の陽子と、単体の中性子でした。

それらが宇宙膨張の開始から3~20分で、元素に合成されました。

驚いたのは、この時点では炭素・窒素・酸素は存在しないということ!

 

そんな初期の宇宙でも、星(恒星)は誕生することができました。太陽もその一つです。

星の内部で陽子同士、または元素と陽子がくっつくことで、エネルギーと新たな元素を作り出します。

 

▼ぼくらは星の子ども

星は自身の最期に、内部の様々な物質を宇宙に返します。

それが次の星の材料となり、また新しい物質を生み出します。

星に作られた物質が増え、恒星だけでなく惑星も生まれます。

その中で炭素・窒素・酸素などの物質も生み出され、それらを使って生命は誕生しました。

つまり、僕らは星の子どもなのです。

 

 

本日の宇宙カフェはここまで!

次回は8月18日(火)(詳しくはこちら)です。お楽しみに☆

6月23日の宇宙カフェは歴史かふぇとのコラボレーションで、「和歌山移民たちが見た星空」というテーマでした。両カフェのコラボ企画は初の試みです。和歌山大学観光学部棟において紀州経済史文化史研究所主催で企画展「移民と和歌山 2015」が開催されていましたが、今回のカフェはその展示スペースで行なわれました。

最初に、観光学部の東悦子先生が展示物の説明をしながら和歌山移民の歴史や文化について紹介して下さいました。和歌山は海外移住者の多い県です。和歌山県日高郡美浜町三尾はアメリカ大陸(実際にはカナダ)に多くの移民を出しているため“アメリカ村”と呼ばれています。東先生のお話は「アメリカ村はご存知ですか?」という言葉から始まりました。先生からはアメリカ・カナダ・オーストラリア・ブラジルなどへ移民した和歌山県人の歴史が語られました。映画でカナダ・バンクーバーに実在した日系人の野球チーム“バンクーバー朝日”が紹介されたことは記憶に新しいですが、和歌山出身の選手もいました。

会場にはいくつか旅行用トランクが展示してありました。1つは1m以上ある大きなもので、中は箪笥式になっており、引き出しがあります。これは仲田さんというフロリダへ移民された方が40年滞在の後帰国する際持ち帰られたもので、リサイクルセンターに出され処分されるところだったものを紀州研に寄贈いただいたとの説明がありました。そのトランクから見ても、仲田さんはかなり裕福な方だったと思われます。家にある“祖先の遺品”が、年月を経て歴史資料になることがあるんですね。

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ロスアンゼルスの南・ターミナルアイランドの缶詰工場で働く日系人女性のたちに作られたボイルしたビンナガマグロの缶詰である「チキン・オブ・ザ・シー(シーチキンの原型)」の話、アメリカ移民筋師千代市さんによって編著された移民向け英語テキスト『英語獨案内(移民がコックや家内労働をすることが多いということから、生活に密着した会話が中心で、西洋料理の作り方も書いてある興味深いものです)』の話、オーストラリア・ブルームの真珠ダイバー達と日本人墓地の話、ブラジル移民松原安太郎さんにちなんだ松原移住地の話と続きました。

アメリカの収容所内の様子移民を描き続けたヘンリー杉本氏の絵のご紹介がありました。太平洋戦争時、アメリカには10ヶ所の収容所があり、マンザナー収容所は大河ドラマ「山河燃ゆ(原作は山崎豊子『二つの祖国』)」にも出て来た戦時中の日系人収容所です。制限が多い逆境の中で、収容された日系人達は工芸品・生活必需品などを作り上げました。中には芸術品と言えるものも数少なくないということでした。

 

東先生の後は、観光学部吉住千亜紀先生から移民が見た星空の紹介ということで、ハワイ、北米、南米、オーストラリアで見られる星座のお話がありました。星座図を見るだけでなく、星座にちなんだ現地の伝説について触れていたので面白かったです。

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ハワイの伝説として、半神半人のマウイにちなんださそり座(マウイの釣針に見立てられている)などが紹介されました。北米ミグマック族(カナダ)は北斗七星を熊に見立て、鳥に見立てられた周りの星達が熊を追っていると解釈しているそうです。

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北半球の星空は日本の星空と大差ありませんが、南半球の空は南十字星をはじめとして、日本人からは見慣れないものです。更に南米やオーストラリアの星空の紹介がありましたが、興味深かったのは南米のインカの話でした。天の川の中にある暗黒星雲を星座として見ていたようです。インカらしいリャマ座もあります。普通は星と星を結んで星座に見立てますが、インカでは星のない暗い部分の形を星座に見立てているんですね。

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お二方の興味深い話に、講演終了後も質問される方が続きました。

 

学生スタッフ 観光学部博士前期課程2回生 大井田かおり

今回の宇宙カフェは、和歌山大学観光学部で実施しました!

ナビゲーターは、観光学部から尾久土正己先生、吉住千亜紀先生、佐藤奈穂子先生です。

 

まずは尾久土先生から、皆既日食ツアーについてのお話。

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日食マニアとファンの違いについてや、尾久土先生の手がけたツアーでのお話をいただきました。

船上での観測や下見の有無など、ツアーの内容にも色々あるんですね・・・。

尾久土先生曰く、日食ツアーはメインの日食だけでなく、前後の前菜やデザートにあたる観光も大事とのこと。

先生の手がける日食ツアー、私も行ってみたいと思いました!

 

さらに本日は、観光学部の学生さん3人にも、ツアーについて発表していただきました!

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参加したツアーでのオランダ旅行話や、実際に見たダイヤモンドリングについてなどなど・・・。

初めてのツアーでこれ以上ないというような皆既日食を見れたのだそう。うーん…羨ましい!

 

次はいよいよお待ちかね、皆既日食体験です!

吉住先生に連れられて360度ドームシアターへ・・・。

部屋に入ると、体がひんやりとした空気に包まれます。

なんと最北の島の温度に近づけるために、空調を強くしてくれていました!ムードが出ます!

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新聞等にも取り上げられていた、360度カメラによる皆既日食を撮影した映像のワンショットです。

(現場ではシロクマと遭遇することもあるので、猟銃を持ったハンターさんが見張ってくれるんだとか。。。)

ここから日食が開始。写真右手の方から辺りがどんどん暗くなります。

太陽は月に隠され、影に飲み込まれた世界がダイヤモンドリングの輝きを際立たせます!

(日食の瞬間のシアターは撮影禁止でしたので、ダイヤモンドリングの写真は学生さんが発表時に使用していたものです)

 

締めのデザートも重要です。日食観測後に滞在したサーリセルカ(フィンランド)のオーロラ観測について・・・佐藤先生、お願いします!

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サールセリカの観光について、オーロラ発生のポイントや色の仕組みについて説明いただきました。

オーロラの色はだいたい高度で決まり、また赤いオーロラは肉眼ではほとんど確認できないため、緑色に見えるそうです。

いつか現地へ行って、自分の目で確かめてみたいですね☆

 

本日の宇宙カフェはここまで。

楽しいお話をありがとうございました!

 

次回は6月23日(火)、今回と同じく和歌山大学観光学部棟にて実施!

なんと歴史かふぇとの初コラボとなります!お楽しみに☆

 第15回の歴史かふぇのテーマは「和歌祭の歴史と御船歌-御船歌を体験してみよう-」です。

場所は、紀州東照宮すぐ近くの和歌浦支所2階会議室をお借りしました。

ナビゲーターは紀州経済史文化史研究所特任准教授の吉村旭輝先生。

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まずは、和歌祭についてのお話。

和歌祭は、徳川家康を祀る紀州東照宮の祭礼で、紀州藩藩主の徳川頼宜によって創始されました。はじまりは元和8 年(1622)と古く、城下を挙げて盛大に開催していました。

渡御行列には、「練り物」と呼ばれる芸能の数々もあります。

 

長い歴史の中で、練り物の大幅な縮小や資金不足による中止などもあったそうです。

伝統ある和歌祭の変遷を、さまざまな史料をもとにご説明いただきました。

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こんな興味深いお話もありました。

徳川家康は、「東照大権現」として祀られていますね。

家康の死後、葬儀は秀吉に習い、梵舜という僧により吉田神道式で行なわれました。

遺体は遺言により久能山へ安置。1周忌に日光山へ祀るようにされていたのですが、

梵舜と天台座主である天海の間で論争がおこります。結果は天海の勝利。

家康は山王一実神道で、東照“大権現”として祀られることになりました。

勝ったのが天海でなかったら…家康は“大権現”ではなかったのかもしれません。

 

今年は家康の400回忌にあたり、和歌山大学の図書館3階にある紀州経済史文化史研究所では、企画展「御神忌祭と和歌祭」が開催されています。

もっといろんなことを学びたい!と思った方は、こちらにも足を運ばなくてはなりませんね。

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続いては、和歌祭の練り物のひとつ「唐舩・御船歌」について。

 

昔、唐舩とは別に、紀州藩御船手方が関船を海上に出し、御船歌を歌っていました。

この唐舩と関船がいつしか一緒になり、唐舩も御船手方が担うようになったそうです。

明治時代に入っても、御船手方の末裔や縁故者たちによって御船歌は受け継がれていました。

 

この御船歌は一時途絶えていましたが、2010年に30年ぶりの復興を遂げました。

復興は吉村先生を含めた3人から始まり、唄を覚えることが一番大変だったそうです。

途絶えた芸能を継承していくことはとても大切であり、同時に難しいことであります。

 

後半は、その御船歌を唐舩御船歌連中さんにより披露いただきました。

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御船歌には「長唄」「端唄」「せり唄」「やれ節」の4つの唄があります。

太鼓と法螺貝の音が会場全体に広がりました。

歌詞には「片男波」「玉津島」「不老橋」など和歌浦の名所が盛り込まれており、和歌浦の情景が浮かびあがったのではないでしょうか?

 

また、参加したみなさんと一緒に、和歌浦に関するやれ節を合唱し、太鼓と法螺貝の体験をしました。

たくさんの魅力あふれる和歌祭と唐舩御船歌。ひとりでも多くの人に興味をもってもらい、継承していくことが課題だそうです。由緒ある芸能の担い手として参加してみたいと思いませんか。

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学生スタッフ 和歌山大学教育学部4回生 大倉志織・経済学部3回生 高橋淳也

カテゴリ:活動報告

タグ:カフェレポート 和歌祭 御船歌 徳川家康 歴史かふぇ

2015年04月28日 10:05

今年度初めの宇宙カフェは、いつもの和歌山市を飛び出して粉河の山崎邸で開催!

築まもなく100年を迎える山崎邸の2階にある傘の間で、宇宙に思いを馳せる…そんな回でした。

■山崎邸って?

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JR粉河駅から徒歩3分くらいの距離にある古民家。
1917年に棟上げされ、今年で98年。
当時は紀北紀中を中心に綿ネルと呼ばれる綿織物の生産加工で全国でも有数の産地だった和歌山県。
その綿ネル生産向上を持ち、朝鮮半島方面への販売で財を成した山崎家の邸宅だったところです。

お家の中も、お庭もとってもよい雰囲気!

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詳しくはこちら

■山崎邸の傘の間から宇宙を望む

今回宇宙カフェを開催したのは2階の傘の間。
上を見上げると傘の骨のような天井が広がっています。すごい…!
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山崎邸が生まれた約100年前の宇宙。つまり100光年向こうの宇宙には何があるの?といった話や、中央の電気を太陽に傘の間の円(直径3.6m)を地球が回っていると仮定すると、100光年先はどのあたり?など、この場所ならではのお話が盛りだくさん。
話題は尽きることなく、あっという間に1時間半が過ぎて行きました。

■夜には玄関先で観望会

宇宙カフェのあと山崎邸内にある「創cafe」さんで休憩したあと、玄関先で観望会を行いました。

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日の入した18時半過ぎからゆるゆると月や金星を観察。
暗くなってからは木星やふたご座、春の大三角などを観察したりお話を聞いたり。

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望遠鏡で見る月はすごくきれいでした!!

午後から夜まで長時間に渡った宇宙カフェ。
遠くからご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

また、快く会場をおかしいただきました山崎邸および創cafeさん、ありがとうございました。

次回はまた和歌山市内に戻っての開催です。
詳しくはこちらから→5月の宇宙カフェ〜私たちは見た!最北の島から皆既日食報告〜

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