【紀州研】西岡虎之助遺族が常設展を訪問

2013年7月23日

和歌山が生んだ歴史学の巨星・西岡虎之助
曽祖父の研究を続ける佐々木祐太朗くんが虎之助の原点、現和歌山大学を来訪

 平成25年7月22日(月)、和歌山大学に嬉しいお客様がおみえになりました。
県師範学校(現教育学部)出身の歴史学者西岡虎之助の曾孫で川崎市在住の佐々木祐太朗くんが、両親の久美さんと幸成さん、虎之助の長女で祖母の安田秋子さんと一緒に紀州経済史文化史研究所(紀州研)を来訪。常設展「和歌山大学のなりたちと和歌山」を見学しました。

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[上] 祐太朗くん、曽祖父の写真の前で
[下] ご家族、吉村教授(紀州研)と海津教授(教育学部)と一緒に

 

西岡虎之助(1895-70)は、現代の歴史学に大きな影響を与え、今日の歴史教科書の原型を作った民衆史学の先駆者で、第二次世界大戦下でも軍国主義に よる思想弾圧に屈しない「反骨の歴史家」として、民衆生活史や女性史を切り拓きました。紀州研の常設展(10月31日(木)まで開催)では、平成23年度 に開催した「西岡虎之助 民衆史学の出発」から、安田秋子さん提供の写真をはじめ、虎之助のスケッチ画や未刊行の著作原稿など、貴重な遺品の数々を展示 中。かつらぎ町に生まれ、県師範学校を出て地元の小学校教員となり、やがて東京帝国大学に進み早稲田大学教授となった虎之助の軌跡が一覧できます。
祐 太朗くんは、去年作成した自由研究「歴史学者西岡虎之助の一生」で学内の銅賞を受賞。その続編として「太田城水攻」についてまとめるため、夏休みを利用し て虎之助の故郷和歌山を訪れ、ゆかりの地を巡っています。和歌山大学への来訪はこれが初めて。2008年に海津ゼミの研究生が発見し、虎之助の処女論文と して学会を賑わせた卒論「太田城水攻について」にも目を通しながら、海津一朗教授の解説に熱心に耳を傾けていました。

 

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■和歌山大学紀州経済史研究所
2013年度 常設展 (~平成25年10月30日(水))