平成24年度政府補正予算案の成立を受けて

2013年1月29日

平成24年度政府補正予算案の成立を受けて

 

山本 健慈

 

 

 

 政府は1月16日に(1)復興・防災対策(2)成長による富の創出(3)暮らしの安心・地域活性化を重点3分野とした緊急経済対策を盛り込んだ、平成24年度補正予算案を閣議決定しました。国の支出としては13兆円を上まわるものであり、大型の補正となります。

 

 文部科学省関係では総額で9,537億円となり、そのうち国立大学関係では、教育研究基盤の強化を図るための施設や設備の整備費や地域発のイノベーション創出を推進するための研究設備の整備費、産学共同の研究開発促進のための大学等に対する出資等が盛り込まれています。

 

 本学に対する予算といたしましては、「和歌山大学型グリーンイノベーション創造プログラムに係る設備」や「ライフイノベーションに係る教育研究推 進のための設備」、さらには教養教育改革と連携した図書館再生計画(クロスカルセンター構想)を推進するための「図書館の増築」に係る事業等が認められる こととなり、補正予算の規模としては、法人化以降で最大の規模のものとなりました。

 

 本学では、中期計画の諸課題を凝縮させた、「和歌山大学2011~2013行動宣言」において「図書館の再生」や「地域創造支援事業への取り組み」などを打ち出してまいりました。

 

 さらには、国立大学改革強化推進事業等への対応として、行動宣言における諸課題を総合化、構造化した「和歌山大学物語」を作成しました。

 

 この「和歌山大学物語」における諸課題の実現は本学の機能強化にとっては必須のことであるため、文部科学省に対しても様々な機会を通じて繰り返し、その趣旨や取り組みを説明するとともに、財政的な支援についても強く求めてきたところであります。

 

 そして、その間の文部科学省との折衝や資料作成等の過程におきましては、図書館長をはじめとし、学部執行部や各課職員など多く方々に参画していただきました。

 

 今回の補正予算案において認められましたこれらの事業についても、「和歌山大学物語」の中に位置づけられているものであります。そしてこれらの事 業が認められたということは、本学が目指してきた「和歌山大学物語」に基づく機能強化に向けた取り組みに対しても、一定の理解が得られたものと考えます。

 

 もちろん、諸課題の実現は途上でありますし、昨年末より開始されました大学改革実行プランにおけるミッションの再定義への対応など、引き続き、本学としての個性と特色の明確化を図るとともに、機能強化に向けた全学的な取り組みをさらに進めていかなければなりません。

 そしてその過程におきましても、これまで以上に、各種・各階層における教職員の方々が熱意を持って参画をされることを期待します。