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インタビュー:西森さん

デザイン科学クラスタ 
博士前期課程 西森英子さん

高齢者のケア環境について研究。国内にとどまらず、海外での研究発表にも挑戦されています。国際会議の様子や大学院での学生生活について、お聞きしました。(2016年7月作成)

2015年3月 学部卒業(環境システム学科)
所属研究室:宮川研究室 都市・農村計画ゼミ
和歌山大学 大学案内2017(PDF)

 

大学院に進学した理由を聞かせてください。

研究することが好きで、卒業研究を進める中で、もっと研究を続けたいと思いました。また、学部時代の4年間で学んだ知識をもっと深め、自分自身をより成長させたいと思い、大学院に進みました。進学すれば、研究を続けることができますし、勉強に専念できる期間が必要と考えたからです。

研究内容について教えてください。また、研究内容に関して行われた学外発表についても教えてください。

高齢者のケア環境について研究をしています。実際に高齢者の方や高齢者施設で働く方々にお話を伺い、ケア環境を多様な角度から見ることで、ケア環境の向上を目的とした研究を進めています。 学外で発表する場にも挑戦し、本学以外の方々の研究に触れ、交流し、視野を広げています。タイ国チェンマイでの国際会議では英語で発表を行いました。国内では北海道、神戸、松山など、様々な場所で開催されるので、開催地や周辺の地域を知る機会にもなります。

「ケア環境」について詳しく教えてください。

高齢者の落ち着きや安心してもらうための介護者のケアと施設環境の整備によるケアを行う環境をまとめて高齢者のケア環境と定義しています。

国際会議で苦労したこと、楽しかったことを教えてください。

英語が苦手なので、言いたいことを伝えたり、外国の方とのコミュニケーションをとるのが大変でした。しかし、ジェスチャーを交えながら意見を交わすことができたときは、うれしかったです。日本だけでなく、同類の研究をしておられる方々と知り合えたことや、国際学会がチェンマイでの開催だったので、その国の文化に触れたり観光もでき楽しかったです。

大学院での授業についての印象を教えてください。

大学院の講義で印象的な事は、発表する場が多いことです。決められた時間で自分の考えをいかに伝えられるか、他の人に分かりやすく説明できるか、発表の場を経験することで、プレゼン能力が養われ、主体的にまとめる能力がつくと感じています。

大学院生の生活をどのように過ごしていますか。

学部時代より研究に費やせる時間が多いため、自分のやりたいことを成し遂げることができると感じています。自由な時間が多く、好きなだけ研究ができます。たとえば、午前は授業で午後は研究といった感じで、スケジュール管理が行いやすいですし、時間の管理がうまくなりました。
研究室は、学年を問わず意見を言い合うことができ、各自の研究を深めていける場だと感じています。また、研究をする場だけではなく、先輩・後輩ともに和気あいあいと過ごし、お茶会を開く等、アットホームな場所でもあり居心地が良いです。

後輩(理系女子)に向けてメッセージをお願いします。

やりたいことは、とりあえず、挑戦してほしいと思います。失敗しても、学生の間なら大丈夫。いろいろな人や場所や物に出会い、好き嫌いなく、視野を広く持って、行動してほしいと思います。そのためには旅行に行ったり、英語を学ぶこともよいですね。 和歌山は海や山などの自然に恵まれた地域なので、大学キャンパスからは海水浴場も近いですし、県内には高野山などの世界遺産もありますので、自然に親しむことをおすすめします!

 

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