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松﨑 友紀さん

松崎友紀
卒業 2008年3月 デザイン情報学科
修了 2010年3月 デザイン科学クラスタ
所属研究室 ソフトウェアデザイン研究室
勤務先 日鉄ソリューションズ株式会社
(2010年4月アイエス情報システム株式会社に入社後事業統合により移籍)
職種 SE(情報システムの開発・保守)
インタビュー 2015年5月
現在携わっている仕事内容について教えてください。
日本製鉄株式会社 和歌山製鐵所(旧:住友金属 和歌山製鐵所)のお客様に対し、注文情報の処理システムの開発・保守を担当しています。
今の勤務先(2010年4月当時:アイエス情報システム株式会社)に就職した理由をお聞かせ下さい。
以下の3点が理由です。
1.福利厚生などがしっかりしていること。
2.勤務地に関西があったこと。私は、和歌山出身であり、できることなら関西で働きたいと考えていました。
3.社風が自分と合ったこと。アットホームで、固い感じがしない雰囲気がとても気に入りました。また、実際に働いてみると、必要時に、提案等をあげやすい環境にあります。
仕事の楽しさについてお聞かせ下さい。
自分で考えた仕組みが、実際に形になっていく、その過程が楽しいです。
これまで関わってきた仕事の中で、印象に残ったことや、達成感の得られたことを教えて下さい。
自分が必要とされていると実感したとき、この仕事をしていて良かったと思えます。
大学院進学のきっかけはなんですか。
就職するか大学院進学するかを悩み、はじめは就活を考えましたが、結果として、自分をより成長させたいと思い進学を選択しました。なお、大学院進学に際して、一からのやり直しになってしまうため、他大学の大学院は全く考慮しませんでした。
大学院での研究内容をお聞かせ下さい。
「センシングWeb」というプロジェクトに関連した研究を行っていました。「センシングWeb」とは、世の中にある様々なセンサー(防犯カメラ、赤外線センサー等)から得られる情報を活用し、役に立つサービスを作り出すプロジェクトで、私は、センサー情報を利用する際のインターフェースに関する研究を行っていました。
大学院の講義で印象に残っていることはありますか。
「大ゼミ」と言われる「システム工学講究」の講義でのディベート演習が印象に残っています。このディベートの他にも、「技術革新」というテーマをもとにプレゼンを行うというものもありました。このようなプレゼンでは、通常の研究発表と異なり、必要な情報を効率よく収集する能力も必要となりました。この他には、CGなどで3次元モデルを作る際の、より実体感を持たせるための光の処理等に関する講義も記憶に残っています。
授業や研究など、大学院で学んだことで、現在の仕事に役立っているのはどのようなことですか。
「システム工学講究」で、パワーポイントなどを使って発表を行ったことです。専門分野が大きく異なる方に、どのようにしたら自分の研究内容を伝えることができるのか、そのノウハウが身に付き、プレゼン能力が向上したと思います。現在の職場でも、顧客等、人前で話すことも少なくありません。このとき、説明する相手は、情報システムを専門とする方ばかりではありません。どのようにすれば分かりやすく伝えることができるか、その技術は、大学院のときの発表で得ることができたと思います。この他、学部も含めますと、情報処理に関する知識は役立っています。
学部と大学院で何が一番違うと感じますか(自分自身で実力が付いたと実感すること等)。
学会やゼミ等で、自分の考えを人に説明する機会が各段に増えるので、自分の考えを客観的に見ることができるようになりました。学会での発表は、大学院の時に2回行いましたが、大学院に進学しないとなかなか経験できないことだと思います。
大学院に入って良かったと思うことをお聞かせ下さい。
上記のように、自分の考えを客観的に見るという経験が、社会人になってからも生かされています。また、大学院を出ているということで、業務のリーダー的なことを任されることもあるのですが、こうした状況にやりがいを感じ、自分自身にとってプラスであると感じています。
学生生活で印象に残ったことがありましたらお聞かせ下さい。
以下の2点です。
1.「メディアデザイン演習」などデザイン系の実習
2.デザインを行うクラブ「BOX」での活動
デザインに興味があり、自分としては、充実した学生生活を送ることができたと思います。上記2つのことについて、就職活動のときには、話題として使うこともできました。
もう一度、学生に戻れるとしたら、どのようなことをしたいですか。
デザインコンペなどへの応募です。
大学の後輩や、これから大学院を受験しようと思っている受験生に向けてアドバイスをお願いします。
授業の課題でも、研究でも、クラブ・サークル活動でもなんでもいいので、「学生時代に自分はこれをやったんだ!」と胸を張って言えるものを作って下さい。その経験は、学生生活を充実させるだけでなく、就職活動のときや、または社会人になってからでも、ずっと自信として残るはずです。
これからの目標などございましたらお聞かせ下さい。
プライベートなことですが、デザインコンペで何かしらの賞を取りたいと思います。

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