ソフトウェア開発の方法論と環境
私達はすでに進展した情報化社会に生きています。大小さまざまなコンピュータシステムを直接間接に日々利用せずには生活できません。このようなシステムを縦横無尽に動かしているのはソフトウェアです。そして、ソフトウェアは社会の進歩に伴って柔軟に変化していきます。変化が激しく多様性の著しい現代社会を支えるのは柔軟性を本質とするソフトウェアシステムであるといっても過言ではありません。
ソフトウェアはプログラミングだけでできるのではありません。どのようなシステムが必要かという実世界の分析を、コンピュータ内部の細かい命令の集まりであるプログラムに正しく効果的に変換していく過程に大変難しいものがあります。またソフトウェアは開発して終わりではありません。その後の運用や変化への柔軟な対応も必要です。これらの課題を解決するために、ソフトウェア開発の方法論や開発・運用のための環境について研究しています。