移動ロボットに自律走行をさせる「つくばチャレンジ」において、八谷大岳講師・中村恭之教授率いる和歌山大学のチームが「マイルストーン2」を達成しました

公開日 2017年11月13日

11月5日(日)につくば市で開催された、移動ロボットに自律走行技術をさせる技術チャレンジ「つくばチャレンジ」において、八谷大岳講師・中村恭之教授(知能情報学メジャー)率いる和歌山大学のチームが、中間1km地点までの自律走行(マイルストーン2)を達成しました。

「つくばチャレンジ」は、つくば市内の遊歩道等の実環境を、移動ロボットに自律走行させる取り組みで、2007年に始まりました。ロボットに、実験室内だけではなく、実際の市街地の中で、自分で環境を認識しつつ自分で行動を決めて走行させる技術の向上を目指しています。また、ロボットが自律的に走行するのみでなく、指定された区域の中で、自ら、指定された人や物を見つけるという課題が追加されたり、ロボットが走行するコースに横断歩道が含まれたりと、バラエティに富んだ内容となっています。

その自律走行の課題達成度は、「マイルストーン」という形で示されます。達成度により、マイルストーン1からマイルストーン4まであります。

今回、和歌山大学と(株)リバストが共同で、「和歌山大学リバストチーム」として出場しました。今回は、全部で53チーム・65台のロボットが参加しました。この中、「和歌山大学リバストチーム」は、初出場にも関わらず、同チームの開発したロボット「Mercury(Laser Model)」は、見事にマイルストーン2を達成しました。今回、全体の半数にあたる33台のロボットがマイルストーン1を達成できず、マイルストーン2以上を達成したのは、本学を含め22台だけでした。