6、育休充実へ言いたい放題 富田晃彦 (教育学部教員) 無茶を承知で、育児休業充実に向けて検討して頂きたい点をまとめてみました。 1. 育児休業は夫、妻それぞれが、当該の子に対して最低 2 回取得できるよう にして欲しい (今は 1 回のみ)。1 回目と 2 回目を別々に申請できるように して欲しい。例えば 1 回目は出産直後、2 回目はもう少し経ってから、とい うメリハリをつけることができる。いつ取ろうか、今取らないといけないか、 とびくびくすることが減り、仕事により打ち込めるでしょう。結局職場への迷 惑が軽減するでしょう。 2. 育児休業は連続した日程だけでなく、曜日指定、日数指定 (毎月 1-15 日 など) でも取得できるようにして欲しい (今はかためて取ることしかできない)。 かえって職場に迷惑をかけない場合が多いでしょう。 3. 育児休業は夫婦同時に取得できるようにして欲しい。同時が可能な期間が 限られていてもよい。同時の期間がある、ということが大変貴重です (妻産休 中に夫育休は今でも可能で、これを私たちは利用しました)。配偶者が無職の 場合でもある程度の期間は育児休業を取れるようにするべきでしょう。仕事へ の意欲も上がり、結果として職場に返すものが多くなるはずです。 4. 育児休業中は、給与の形でも手当金の形でもいいので、北欧なみに給与の 8 割程度を保証して欲しい。10 割ではないのだから、財務状況が極端に悪化 しないでしょう。また休業の期間に応じて保証額を変える手もあるでしょう。 最初の半年は 8 割、次の半年は 6 割、など。 結果として仕事で力を出し切ることができ、職場への迷惑が軽減されることを 目指しているのです。私もある一面、かなりの会社人間です。