うちゅうのおはなし 2010年2月23日、先生方向け解説 今回のテーマは「赤い星」です。 まず、夕方東の空高くに見えている、赤い星に気がついてもらおうと思います。 火星です。 火星は惑星の一つです。惑星は太陽の周りをまわっています。地球も太陽の 周りを回っています。回っている地球から、別に回っている惑星を見ますと、 距離が近づいたり離れたり、それに伴って見える方向や明るさがころころ変わり ます。ですから「惑っている星」なのだそうです。 火星がちょうど見ごろになっているのです。遅めのお迎えに来られたら、東の空 高くに、極端に明るくはありませんが、ひとつ、明るく赤い星が見えるはず です。火星は地面が赤茶けた土で覆われている(ぶっちゃけて言えば、全部砂漠 の星)ので、太陽の反射光も赤い色になります。 火星の案内だけではさびしいので、他にも少し紹介を入れました。まず月。毎日 太っていき、毎日(同じ時刻なら)東に寄っていきますが、お話しする日は、 半月くらいです。 月や火星は高いところにありますが、そこから地面の方向に下りていきますと、 星座の星として一番明るいシリウスに出会います。ちょっと青味のかかった白い 色で、つめたそうに光っています。実際は表面温度が1万度で、とても熱い星 です。星は、熱いから光っているのです(白熱しているのです)。ですが、 あまりに遠方にあるのでかすかな光になり、冷たい印象の光に見えてしまって いるのです。 西の空、太陽を追いかけてぎりぎりのところ、金星が見えるかもしれません。 お話の日の夕方では厳しそうですが、日に日に金星が見えやすくなります。 金星も惑星ですから、このように惑っていて、見える時期がやってきたのです。 宵の空にとても明るく輝くので、宵の明星とも言われています。この星は 美と愛の女神、ビーナスの星とも言われています。女の子には縁起担ぎで見て もらっても喜んでもらえるかも。 後半は「赤い色をした、面白い形の星雲」の紹介です。月、太陽、惑星の 「太陽系」の世界を超えて遥か遠方、星座の星々があるところ、星と星の 間の空間に薄く広く漂う雲状の天体です。 この雲状のものが縮むと、ところどころで濃い塊ができ、その塊がさらに縮むと 星になるといわれています。星が輝くと、母体となった雲状のものを照らし、 光らせます。生まれたての星には、とても明るく熱い星が含まれています。 そういった星が雲状のものを照らすと、雲は赤く発光します。その赤い発光の 星雲たちを紹介します。赤く光っているということは、その中に生まれたての 星がたくさんある、ということです。赤い星雲は宇宙の中の保育園、中の星は 園児さんたち、といえるでしょう。 いろいろ紹介しますが、形を楽しんでもらおうと思います。オリオン星雲は 翼を広げた鳥の形に見えます。馬の首(馬頭星雲)は、その名の通り、馬の 頭部に見えます。バラ星雲も、その名の通り、バラに見えます。バラの中心部に 見えるたくさんの明るい星が、生まれたての星たちです。干潟星雲は、干潟の ように見える、らしいのです。潮干狩りに行った経験があれば、干潟を 知っているでしょう。北アメリカ星雲は、北アメリカの地図の形に似ている、 お隣のペリカン星雲は、横を向いたペリカンの姿に似ている(う〜ん)、 と言われています。最初に送ったスライドには干潟星雲、北アメリカ+ペリカン 星雲の写真を入れていませんでしたが、入れておきます。 園児さんたちによる、形の新解釈に期待(?)しています。