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小柴昌俊科学教育賞・優秀賞に選ばれた和歌山県美里町立みさと天文台の豊増伸治研究員(右)。左は小柴昌俊東京大名誉教授=27日、東京・丸の内で |
ノーベル物理学賞受賞の小柴昌俊・東京大名誉教授が設立した財団法人平成基礎科学財団の「小柴昌俊科学教育賞」の第1回受賞者が27日、決まった。理科や算数・数学の教育に功績があった個人や団体を表彰するもので、優秀賞(賞金100万円)には和歌山県美里町立みさと天文台の豊増(とよます)伸治研究員(37)が選ばれた。
美里町は人口4000人余りの山あいの町で、LANなどのインターネット常時接続網がなかった。豊増さんは03年度、県立大成高校美里分校の生徒らと、手作りで無線LANを整備。この接続網を使い、同町内の小・中学校間でのテレビ会議授業なども実現した。
選考委員長で数学者の秋山仁・東海大教育開発研究所次長は「地域の人や通信機器業者まで巻き込み、接続網を作り上げた。やろうと思えばどこででも科学教育ができることを示した」と評価。
豊増さんは「私たちがやったことが参考になり、みんなが科学に関心を持ってくれることを期待します」と話した。
また、北海道札幌稲雲高校、金沢市児童科学教室、晃華学園中・高校(東京都調布市)の前島昭弘教諭の3件に奨励賞(賞金各50万円)が贈られた。