1. CMakeを使ってC++のプログラムをコンパイルしましょう
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  ここで,単純なC++のプログラムをコンパイルする方法について説明します。
次に示すC++のソースプ ログラムprog1.ccをコンパイルするとき,まず,prog1というフォルダーを作り,そこにprog1.ccを入れます。
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// Begin "prog1.cc"
// C++ Program 1

#include <iostream>

using namespace std;

int main(int argc, char **argv)
{
  cout << "This is prog1.\n";
  return 0;
}
//End "prog1.cc"

次に,下記の内容のテキストファイルCMakeLists.txt を作り,同じフォルダーに入れます。
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cmake_minimum_required (VERSION 2.6)

project (prog1)

add_executable (prog1 prog1.cc)

CMakeLists.txtの説明:
 CMakeLists.txtファイルは、プログラムをコンパイルするための設定を記述するところです。
1行は、要求されるcmakeツールの最低のバージョン番号を設定します。
3行は、プロジェクト名を設定します。プログラム名、プログラムが保存されるフォルダー名と一致する必要はありません。
5行は、生成する実行ファイルと、その元となるソースプログラム名を指定します。この場合、実行ファイルはprog1で、prog1の 元となるソースプログラムはprog1.ccです。

実行:

Linuxの場合

 端末/コンソールウィンドウを開き、prog1のフォルダーに移動してから、次の命令を実行してください。
  cmake  .

説明: CMakeツール自身は,プログラムのコンパイルをしてくれません。その代わり,プログラムをコンパイルするためのMakefileを生成します。
生成されたMakefileを使って、プログラムをコンパイルします。
  make

すると、prog1という実行可能なファイルができるはずです。
  ./prog1
で実行すると、
This is prog1.
という文字列が表示されるはずです。

キーボードよりGUIが好きの方は,cmake-guiを使う手があります。具体的な操作手順は次のWindows編を参照してください。

Windowsの場合

 まず,cmake-guiというプログラムを起動しましょう。
スタートメニューにない場合,次のように,C:\Program Files\CMake 2.8\binから直接クリックして起動すれば良いです。

すると,次のような画面が出てきます。

 

この画面の Browse Source ...をクリックして,CMakeLists.txtファイルのあるフォルダーを選択しましょう。
CMakeは,ソースファイルからコンパイル用のファイルーなどたくさんのファイルを生成します。それらのファイルをソースファイルと同じ フォルダーに入 れる場合, Browse Build ...ボタンでソースファイルのフォルダーを選択し,異なるフォルダーに入れたい場合,まず,ビルド用のフォルダーを作成する上,Browse Build ...ボタンでそのフォルダーを選択してください。終わると,画面の下の方にあるConfigureボタンを押してください。すると,次の画面が現れま す。

自分のパソコンにあるコンパイラに合わせて,Specify the ...の下にあるボタンで開発環境を選択しましょう。
Visual Studio 2013を使って64ビット環境で開発する場合,Visual Studio 12 Win64を選択しましょう。最後に Finish をクリックしてください。
すると,次の画面が現れます。そこで,Configureボタンをもう一度クリックします。

続いて,Generateを押してください。


最後に,Fileボタンを押して,cmake-guiを終了させてください。
次に,先 Browse Build ...ボタンで選択したフォルダーに,prog1.slnというファイルがあることを確認してください。
このファイルは,CMakeにより生成されたVisual Studio用のプロジェクトファイルで,それをダブルクリックすると,Visual Studioが起動されます。