Auditory brain project:
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「聴覚脳」プロジェクト
Last update: 08 October, 2003
「聴覚の情景分析に基づく音声・音響処理システム」(科学技術振興事業団による戦略的基礎研究推進事業CRESTの「脳を創る」領域のプロジェクトとして、1997年10月から2002年10月まで、研究が進められてきました。)
研究代表者:河原英紀(和歌山大学システム工学部デザイン情報学科)
- 科学技術振興事業団による事後評価:成果と波及効果が高く評価されています。(
戦略的創造研究推進事業の
評価よりCRESTタイプを選択し、
リストから
戦略的基礎研究推進事業における平成9年度採択研究課題の事後評価結果について を
選択した先の
「脳を創る」に
リンク
されています。
)
- 戦略的基礎研究推進事業「脳を創る」領域終了シンポジウム、2002年12月2日
- CREST workshop on Computational
Models of Auditory Processing, ATR-Kyoto, 8-9 July, 2002
- プロジェクトの概要
プレゼンテーション(「脳を創る」公開シンポジウムの記録 2000.4.12)より (pdfファイル)
- 目標
聴覚は視覚に次いで重要な感覚であるにも関わらず、 その果たす機能および機能を実現している機構についての理解は、 視覚に関するものに遠く及ばない状況にあります。
このような理解の遅れが、膨大な研究努力にも関わらず 音声認識等の技術が未だに人間の能力には遠く及ばないことや、 合成音声の劣悪な品質に、結果として、結びついているのではないかと考えています。
本研究課題では、聴覚の役割を本質に立ち戻って問 い直すことによって 得られた新しい聴覚情報表現に基づいて、 音声、音響情報処理体系を再構築することを目指
すものです。 言葉を替えれば、工学的手法によって聴覚に関わる脳を、Marrの計算論のレベルにおいて等価なものとして、創り出すことを目指しています。
- 特徴
本研究課題における重要なコンセプト上の飛躍は、 「聴覚の情景分析」の立場からの聴覚の機能の根本的な見直しにあります。 この立場
は、聴覚の機能を生物が環境との相互作用を通じて 生き延びていくための総合的システムに要求される生態学的 拘束条件の側から考え るものであり、聴覚の機能を広義の
逆問題として理解しようとするものです。
- 成果展開
本課題での研究成果は、当初の音声・音響の分析・変換・再合成技術の応用として 現実環境での音声認識の飛躍的改良、高度 に自然な合成音声の実現、
聴覚音声障害者の本質的な補綴、 音声・音響の芸術に利用可能な高品質の変換に直接的に用いられるにとど まらず、 およそ聴覚に関わる広範な技術体系全体の再構築につながるものであると考えられます。
- 研究グループ等
- 中核となる技術
- 関連資料
- 外部表賞等
- 2000.9 1998/1999 EURASIP best paper award 受賞
- 1999.3 日本音響学会佐藤論文賞 受賞
連絡先:河原英紀(和歌山大学システム工学部デザイン情報学科)
Tel: 073-457-8461
2003.10.8 更新