
大都市に生まれ育った人はふるさとを持たない。
人とのコミュニケーションが蜜だったかつての「まち」や「むら」はそこに住む人にとって「ふるさと」であり、ひとつの家だった。
都市空間に詰め込まれた生活を開放し、人と人との繋がりを作り出そうというのが、NExSTの根底にある考え方である。
柱と屋根のみで構成されたNExSTは、空間を明確に区切らない。
そこでは持ち運び可能なユニットハウスを用いて、好きな場所に自分の居場所を求めることができる。さらに繋げたり切り離したりすることもできるので、一人でのんびり暮らすのもいいし、気の合う仲間とわいわい暮らすのもいい。その中で今までの都市生活ではなかったような人と人との密なコミュニケーションが生まれ、自然にコミュニティーが形成される。
NExSTが、都市を「ふるさと」に変えていくのだ。
デザインおよびCG製作 : 2003年度3回生・院生