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9坪ハウスコンペ2007

 狭小住宅を活用したユニークな暮らし方やアイデアを提案するコンペです。空間デザイン研究室では毎年演習として挑戦しています。研究室学生をグループに分けてのデザインディスカッションからコンセプト立案、エスキース、CGによるモデリングとデザインボード作成までをデジタルメディアを活用しながら進めていきます。
 2007年の課題テーマは「つながる9坪ハウス」でした。インターネットの発達によってライフスタイルが変化しようとしています。情報と狭小住宅を組み合わせた新しいライフスタイルの提案が求められました。同研究室では2チームに分かれ、それぞれの提案をしました。

課題テーマ: 「つながる9坪ハウス」
2004年より毎年開催され、これまでに述べ3,382作品ものユニークな提案を集めています「9坪ハウス」コンペが今年もいよいよ開催されます。イン ターネットで家が買える時代になり、ネットワークというものがライフスタイルには欠かせないものとなった今、家のあり方自体も変化しようとしているのかも しれません。誰かとコミュニケーションをとることが出来たり、様々な機器を操作することが出来たり、新しいエンターテイメントを楽しむことが出来るネット ワーク。そんなネットワークに「つながる」9坪ハウスを想像してください。皆様からの新しいライフスタイルの提案をお待ちしております。

設計ルール: 9坪ハウスの5原則(下記参照)の内、3つ以上を守る。

  1. 平面は正方形(3間x3間)のプランとする。(3間=約5.5m)
  2. 3坪の吹き抜けを設ける。
  3. 外形は14.8尺(軒高)の切妻屋根(14.8尺=約4.5m)
  4. 丸柱を使う。
  5. メインファサードには開口部を設ける。

※ 上記寸法は正確な寸法である必要はなく、近い寸法でも構いません。
(9坪ハウスコンペ2007サイトより)

応募作品#1 「木漏れ日の家」


コンセプト:心と心がつながる9坪
 木は昔から木陰を作り、風よけとなり、食料を供給し、心に潤いを与えるものとして、人々に憩いの場を提供してきた。木の周りには自然と人々が集まり、他愛もない会話を繰り返し、笑いあったものである。現代はインターネットが社会に浸透し、人はどこでも誰とでもつながることが可能になった。そんな社会のなかで、人々は近くのつながりを忘れてはいないだろうか。
  人々が触れ合う機会が減ってきている中で、もっとも身近である会話というコミュニケーションの存在を再確認させ、そこから生まれる笑い声に満たされた「心と心がつながる」家を提案する。


コンセプトイメージ:メディアツリー



ダイアグラム:「笑い」と「成長」と「観察」の循環

メディアツリーは笑い声を栄養に成長する。会話をすればするほどメディアツリーは成長し、それを観察することによって、さらに会話は促進される。会話をすればするほど笑い声とともに、メディアツリーは大きく成長していく。

応募作品#2 「Town on City」


コンセプト:最上階の上でつながる9坪ハウス
大都会のビルの屋上に町をつくろう。人々を緑と橋でつなげよう。人と街をつなげよう。
ビルが立ち並ぶ大都会、そんなところにはもう土地がないと思われがちだ。しかしそんな大都会にも、まだ有効活用できる場所がある。それはビルの屋上だ。屋上に庭園をつくり、緑の橋をつなげることで、無機質な大都会に緑を与え、人々に美しい空気と豊かな気持ちを与える。
そんな町に、人びとはつながりを求め、集まってくる。


つながる9坪ハウス 
一つの家では風に揺られて不安定だけど、個々の家が“つながる”ことで安定になる。
これは人にも言えること。一人より、二人。二人より、三人。
“つながる”ことで安心や幸せが手に入る。