補足9:ライブラリ関数のヘッダファイルについて


printf/scanf 以外にも、 システムに最初から用意されている関数(ライブラリ関数)を使用する場合には、 その関数プロトタイプが記述されているヘッダファイルを #includeする必要があります。

どのようなヘッダファイルが必要なのかは、 man コマンドによって知ることができます。 例えば三角関数を計算する算術関数 sin/cos を使用しようとするときは、

% man sin
を実行すれば、math.h を #include すればよいことが分かります (この他、コンパイルの際 cc コマンドの最後に -lm というオプションを 付ける必要があります)。


TRIG(3M)                       Silicon Graphics                       TRIG(3M)

NAME
     sin, cos, tan, asin, acos, atan, atan2, fsin, sinf, fcos, cosf, ftan,
     tanf, fasin, asinf, facos, acosf, fatan, atanf, fatan2, atan2f -
     trigonometric functions and their inverses

SYNOPSIS
     #include <math.h>

     double sin(double x);
     float fsin(float x);
     float sinf(float x);

     double cos(double x);
     float fcos(float x);
     float cosf(float x);

     double tan(double x);
     float ftan(float x);
     float tanf(float x);

(以下略)