吉野研究室(Yoshino Lab.)|和歌山大学システム工学部デザイン情報学科

吉野研究室の研究紹介

研究紹介

多言語間コミュニケーション支援に関する研究

多言語間コミュニケーション支援は情報通信研究機構(NICT)の言語グリッドプロジェクトと共同で行っています.
医療分野を対象とした多言語用例対訳共有システムTackPadNew!
TackPad 訪日外国人や在日外国人は増加しています.しかし,日本語が理解できない外国人への対応は十分なものとは言えません.特に医療分野では,医療従事者と患者との正確なコミュニケーションが重要です.日本語が通じない外国人と日本人の医療従事者間のやりとりは,意思の疎通が十分に行えずに医療ミスが発生する可能性があるためです. そこで本研究では,医療に関する正確な多言語用例対訳を収集・共有し,収集した用例を他の多言語対応システムに提供することによって外国人患者の支援を行うことを目的としています.
用例対訳を用いた多言語医療受付支援システムM3New!
M3 在日外国人数が年々増加しており,日本国内における多言語コミュニケーションの機会が増加しています.また,医療などの高精度なコミュニケーションが要求される分野では,多言語コミュニケーションの支援不足による様々な問題が指摘されています. そこで本研究では,医療従事者と患者間の高精度な多言語コミュニケーションの支援を行うために,用例対訳を利用した多言語医療受付支援システムの開発を行っています.
機械翻訳を用いた翻訳リペア支援に関する研究New!
Translation Repair 世界規模のインターネットの普及により,ネットワークを介した多言語コミュニケーションの機会が増加しています.一般に,多言語を十分に習得することは容易ではないため,機械翻訳を利用した取り組みが行われています.しかし,機械翻訳の精度には限界があり,完全な翻訳を行うことは困難です.不適切な翻訳箇所を含む文章の利用は,円滑なコミュニケーションを妨げてしまいます. 本研究では,機械翻訳を用いた正確なコミュニケーションを支援するために,翻訳不適箇所の少ない文章を作成する方法の1つである「翻訳リペア」の支援手法について検討・検証を行っています.
共通言語を用いた対面型会議における非母語話者支援システムPaneLiveNew!
TackPad 世界的にグローバル化が進んでおり,国を越えた人の行き来が活発化しています.日本でも訪日外国人や在日外国人は増加しています.このため,日本においても母語が異なる人々の間での対面コミュニケーションを行う機会が増加していると考えられます.例としては,大学での留学生との討論や,企業での複数母語話者が存在する会議での討論があります. このような母語が異なる人々の間での討論は共通言語を用いることが多いと言われています.この場において共通言語を母語としない人(非母語話者)は,語彙や言い回しの問題が存在しているため討論の内容を正確に理解することは難しいものとなっています. そこで本研究では,多言語対面環境でリアルタイムに行われる討論を支援する,非母語話者支援システムPaneLiveの開発を行っています.
ぷち通:複数の言語資源を用いたスマートフォン対応多言語医療対話支援システムNew!
ぷち通 医療などの高精度なコミュニケーションが要求される分野では,多言語コミュニケーションの支援不足による様々な問題が指摘されています.本研究では,入院場面における,医療従事者と患者間の高精度な多言語コミュニケーションの支援を行うために,機械翻訳と用例対訳を併用した多言語医療受付支援システムの開発を行っています.
多言語インフォーマルコミュニケーション支援のためのコミュニティスペースの構築に関する研究New!
Second Life 多言語コミュニケーションにおける問題として,言語障壁が存在し,母国語以外で行われている会話の内容が理解できないという問題があります. そのため,会話へと参加するためのきっかけを得ることができません.そこで,情報技術を用いて会話の内容を可視化し,会話に参加するためのきっかけを得るためのコミュニケーション支援環境として,「コミュニティスペース」の構築を行っています.
会話中の名詞を可視化する対面型異文化間コミュニケーション支援システムiGengoNew!
iGengo 在日外国人が年々増加しており,日本国内における対面での異文化間コミュニケーションの機会が増加しています.しかし,対面での異文化間コミュニケーションにおいてそれぞれの人間が持つ文化背景が異なるため,相互理解が困難であるという問題があります.そこで本研究では,文化的な背景がもたらす知識の差を補うために,会話中の名詞を可視化する対面型異文化間コミュニケーション支援システムの開発を行っています.
All for one型多言語会議支援システムSAKIN
All for one 学校や会社などでは講義や会議などの場面で外国人の参加が多く見られます.日本における日本語の会議では外国人は内容の理解に限界があると考えられます.本システムは,日本人が外国人をサポートすることで,外国人の内容理解を支援することを目的としています. 本研究では,みんなの力を少しずつ集めて,少数の外国人留学生を支援を行う方式(All for one型)による会議支援に関する研究です.
異文化間コミュニケーション支援システムAnnoChat
AnnoChat チャット中に分からない言葉に対してアノテーションを付けることができるチャット支援に関する研究です.

多様なコミュニケーション支援に関する研究

BlogWear2: ライフログを活用したストリーム型コミュニケーションサービス
New!
BlogWear2 ライフログ分野の研究が活発に行われています.ライフログとは日々の行動をデジタルデータとして保存することです.本研究では,ライフログを用いることでソーシャルメディアにおける負担の軽減を目指し,ライフログデータをもとにブログ記事を自動で生成する"BlogWear2"を開発しています.
用例の森:用例評価のモチベーション維持支援システムNew!
用例の森 これまでにモチベーション維持に関する研究は数多く行われてきました.これまでの研究では,日常的な作業や学習を対象としており,「用例の評価活動」のような「日常的に行わない作業」を対象とした場合の効果は不明です.そこで本研究では,「楽しさ」や「達成感」の要素を用いた用例評価のモチベーション維持支援システム「用例の森」を開発しました.「用例の森」により,用例の評価活動を行うユーザのモチベーション維持を支援することを目的としています.
ハナ☆イキイキ:呼吸情報を用いた感情伝達エンタテインメントシステムNew!
TackPad 現在の主要なWebコミュニケーションツールの多くは文字ベースのシステムとなっています. 本研究では,特殊なデバイスを用いずに感情伝達を行い,利用時のプライバシ面での抵抗感を軽減するシステムとして,ハナ☆イキイキの開発を行っています.
おしゃべり鉢べえ:第三者間のゆるやかなコミュニケーションを実現する鉢植え型会話ボットシステムNew!
おしゃべり鉢べえ 現在,Web上では第三者間のコミュニケーションが活発に行われています.しかし一方で,公共空間での第三者間のコミュニケーションは,見知らぬ人に関わりを持つことへの心理的抵抗が大きく,いまだ発展途上であることが指摘されています.そこで,公共空間での第三者間のゆるやかなコミュニケーションを実現する鉢植え型会話ボット「おしゃべり鉢べえ」の開発を行っています.
壁穴フープ:距離感と抵抗感の減少を目指した ビデオチャットシステムNew!
TackPad 近年,SkypeやYahoo!メッセンジャー等の無料でビデオチャットを行えるツールが普及し,容易にビデオチャットが利用出来るようになりました.しかしビデオチャットでは対面の会話に比べ距離感を感じてしまうことや,ビデオチャットに抵抗感を持ってしまうことが問題としてあります. そこで本研究では,ドラえもんの通り抜けフープのようなインタフェースで,あたかも壁に穴があいたような映像を表示させるシステム“壁穴フープ”を開発しました.
iGenki: iPod touchを用いた児童の学習及び健康支援システム New!
iGenki 小学校のICT環境は不十分です.パソコンの扱いは困難であり,授業では有効活用されておりません. さらに,最近では,小学校における児童の生活習慣の乱れが問題となっています.学校で実施されている健康診断だけでは対応出来ていません. そこで本研究では,児童一人一人にiPod touchを持たせた学習環境を提案します. 児童の学力の向上,及び健康を支援することを目的としています.
在宅ネット2:在宅医療支援システムに関する研究
在宅ネット2 現在の在宅医療は様々な問題を抱えています.まず平時の問題としては,在宅医療にかかわる様々な医療スタッフ間の情報交換がスムーズに行われていないため,情報の収集や緊急を要する連絡が困難になる場合があります.次に災害時の問題として,在宅療養患者は避難に複数人の補助が 必要な場合や機材・薬剤が必要な場合がありますが,患者に関する情報を提供できる範囲が非常に狭いということがあげられます. そこで,スタッフ間でのスムーズな連絡・情報交換を可能にすること,在宅療養患者の避難・救助支援を行うことを目的として, 様々なツールにより様々な在宅医療支援を行う「在宅支援ネット2」を開発しています.
コミュニケーション支援のためのキャラクタ化した写真を用いた写真共有システムGAZO GAZO KUN
GAZO GAZO KUN デジタルカメラの普及率は増加しており,これに伴い,Web上にはFrickrなど写真共有サイトが多く存在するようになりました.しかし,これら写真共有サイトの利用者は非常に少ないです. そこで写真の公開に加えて,他ユーザとのコミュニケーション支援機能を持つ,写真共有サイトを開発しています.
ARシステムを用いたインフォーマルコミュニケーションの可視化
ARシステム 組織や企業内において,インフォーマルな場面におけるコミュニケーションは,情報共有の面でとても重要な役割を担っています.しかし,面識のない人同士がコミュニケーションを図ることは,会話の糸口がつかみづらいことから,困難であると言われています.そこで,本研究では,AR(Augmented Reality)システムを用いて,インフォーマルな場面におけるコミュニケーション(例えば,道端やカフェテリアでの会話等)を可視化し,コミュニケーションの活発化を目指しています.
USB人形を用いたアウェアネス情報伝達システム
USB人形 本研究では,日常会話で自然とおこなわれる相槌のような首振りに着目し,首振り情報を実世界のオブジェクトとして表現することにより,遠隔間コミュニケーションがどのように変化するのかについて研究しています.
実世界の位置情報を用いたSNSユーザの出会い支援システム
出会い支援 本研究では人間関係の広がりを促進させる手段として「友人の友人」関係に焦点を当てています. 「友人の友人」関係にあるユーザ間の実世界での距離を計測し,出会いのきっかけを提供するシステムを開発しています.
3Dキャラクタを用いたシナリオ可視化システムBunBunMovie
BunBunMovie 現在,ブログや脚本などシナリオ(文字)を扱うコンテンツが多く存在していますが,シナリオのみでは視覚情報が乏しいという問題があります.しかし,シナリオに視覚情報を付加させるために,動画を作成することは容易ではありません. そこで利用者に対し文章を入力するだけでシナリオを可視化するシステムを開発しています.
キャラクタを用いた首振り伝達システムAwareCap
AwareCap 本研究では,日常会話で自然とおこなわれる相槌のような首振りに着目し,チャット情報に首振り情報を付与することで,遠隔間コミュニケーションがどのように変化するのかについて研究しています.
地域住民による外国人旅行者支援システムTravo
Travo 訪日外国人旅行者の日本での活動を支援する団体や施設はあるものの,対応できる場所や人員が限られており,外国人旅行者の要求にその場で対処することは困難だと考えられます.また,言語の壁も外国人旅行者支援において大きな問題となっています.本研究では,機械翻訳等を利用して,外国人旅行者の旅行活動を支援すること研究しています.

コミュニケーション過程の分析に関する研究