この度、和歌山大学クリエを運営する組織は、『学生自主創造支援部門』になりました。
2002年に学生自主創造科学センターとして誕生した『クリエ』は、その愛称はそのままにして、協働の関係を重視した、「協働教育センター」として活動していました。今回の名称変更は、学生の自主性と自由な発想を尊重し活動を支援するといった、クリエ発足時に掲げた目的をもう一度見直しながらも、共通する課題解決にむけて、対等な立場で協調・協力する協働の思想も継承した、新しい『クリエ』としての出発になります。
これまで、学内外を問わず多くの方々や企業、団体さまのご協力を賜りながらクリエは発展し、2023年度の現時点では21の学生プロジェクトと、その構成員として400名以上の学生が、それぞれが掲げた目標や課題解決のため活動する場となっています。 また、クリエでは2021年度から企業と学生プロジェクトが協働して、双方が持つ課題の解決や教育研究を担う新たな取り組みとして、地域協働教育連携(地域オープンラボ)の仕組みを構築し、現在4社の企業さまと連携協定を締結させていただきました。今後も参画企業の拡充を図りながら、企業や団体さまとクリエとの協働を念頭に機能的な活動を進めてまいります。
和歌山大学の中での新しい『クリエ』は、今年度発足した和歌山大学イノベーションイニシアティブ基幹アントレプレナーシップデザインセンターの部門として組織されました。人材イノベーションの推進と地域イノベーションの創出につながる教育を使命とした新組織のもと、和歌山大学4学部1学環と全ての学内組織、地域の企業、自治体など各団体さまのご理解とご協力を賜りながら、『クリエ』は今後も新たな取り組みに挑戦していきます。
これからも『クリエ』の活動にご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
令和5年7月1日
和歌山大学イノベーションイニシアティブ基幹アントレプレナーシップデザインセンター
学生自主創造支援部門(クリエ)部門長 井嶋 博