社会インフォマティクス学環は「学部等連係課程制度」に則った学部相当の新しい教育課程です。
卒業の際には社会情報学の学士が授与されます。
社会インフォマティクス学環の目的
社会インフォマティクス学環は、広い視野と専門領域に応じた基礎学力及び応用力を体系的に理解できる能力をもち、データを利活用して社会の課題解決や地域活性化に貢献できる人材を育成することを目的とする。(学環規則第2条)
社会インフォマティクス学環では
「社会インフォマティクス学環」は、経済、産業、文化などの社会に対して、変革をもたらす情報技術により分析および把握を実践する人材の育成を目的とした文理融合型の教育課程です。実践的な教育目標を掲げ
①経済学部・観光学部・システム工学部が密接に連携し分野横断的な教育
②自治体や企業の有する実データを活用した教育
③自治体や企業等と連携し社会における課題解決のための教育
④少人数教育による充実したサポート体制と教育
を実施して行きます。
また、専門性を高めるために
①地方自治&産業系科目群
②エネルギービジネス&ファイナンス系科目群
③観光サービス系科目群
④インフォマティクス系科目群
を用意し
①ビジネスサイエンス力
②データ利活用力
③企画力・実践力・発信力
の3つの能力を身につけることを目的に段階的に教育課程は設計されています。
これにより
①情報技術に強い,公務員や地域活性に資する人材
②情報技術に強い,グリーン人材やエネルギー人材
③情報技術に強い,マーケティングや観光サービス人材
④社会問題のファンダメンタルな分析に強い,情報処理やDX人材
を輩出することをゴールとします。
メッセージ
和歌山大学の社会インフォマティクス学環は,学内ベンチャーと言っても過言ではありません。現代の潮流に乗り,今大海に出ようとしています。和歌山が紀州と言われていた時代に,荒波を乗り越えてみかんを江戸に運び大きな成果を上げた船が有名です。まさに,昨今のビジネスや情報の世界は大きく変動して荒れています。みなさんと共に教員が一緒になってこの荒波を乗り越え,世界にチャレンジしていきたいと思います。
(学環のイメージ写真は和歌山大学から和歌山市内・海南市内および大阪湾を一望している画角となっています。紀伊国屋文左衛門の蜜柑舟は,今は海南市にある下津港あたりから出向したと言われています。)
組織・体制
社会インフォマティクス学環の教育課程では、経済学部・観光学部・システム工学部から15名の教員により運営され、うち3名が専属となり管理する組織となっております。
構成員(専属・在学部) | 氏名(専門) |
学環長(専属) | 竹内 哲治(経済学) |
副学環長(専属) | 松田 憲幸(工学) |
副学環長(専属) | 竹田 明弘(経営学) |
連携専任教員(経済学部) | 芦田 昌也(工学) |
連携専任教員(経済学部) | 足立 基浩(土地経済学) |
連携専任教員(経済学部) | 藤永 博(理学) |
連携専任教員(経済学部) | 牧野 真也(工学) |
連携専任教員(経済学部) | 藤田 和史(理学) |
連携専任教員(観光学部) | 佐々木 壮太郎(経営学) |
連携専任教員(システム工学部) | 吉野 孝(情報科学) |
連携専任教員(システム工学部) | 伊原 彰紀(工学) |
連携専任教員(システム工学部) | 佐久間 康富(工学) |
連携専任教員(システム工学部) | 曽我 真人(工学) |
連携専任教員(システム工学部) | 八谷 大岳(工学) |
連携専任教員(データ・インテリジェンス教育研究部門) | 西村 竜一(工学) |
また、経済学部・観光学部・システム工学部の3学部にデータ・インテリジェンス教育研究部門の協力体制のもと教育の充実を図ります。
沿革
令和5年4月 | 社会インフォマティクス学環の設置 |
協力体制
昨今の複雑な社会構造では大学だけで教育するのは難しくなってきています。
社会インフォマティクス学環では社会における課題解決のために自治体や企業と連携していきます。
特に、総務省統計局(独)統計センターとは実データの利用などを含め協力体制を組んで行きます。
さらに、外部の教育研究機関とも協力体制を組み我が国の、世界の発展を支える人材を養成していきます。