和歌山大学では平成16年5月、大学の知的資源を最大限に活用し、自治体等と連携しながら地域防災力の向上を推進する和歌山大学防災研究教育プロジェクトを立ち上げました。平成22年4月より『和歌山大学防災研究教育センター』を設置し、防災の普及を目指して活動を続けています。平成28年4月には,さらなる発展を目指して宇宙教育研究所と合併し、『和歌山大学災害科学教育研究センター』として新たなスタートを切りました。

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【開催案内】防災・日本再生シンポジウム 鉄道津波対策サミット「鉄道乗車中の津波避難と地域との訓練」

2017年9月28日

【開催概要】

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、津波に巻き込まれた列車があったものの、鉄道乗車中に津波で命を落とした人はいませんでした。これは鉄道事業者の対応に加え、乗客間の協力があって達成されたことであり、この協働関係を構築することが求められます。
和歌山県内・紀伊半島沿岸を走る「きのくに線」でも同様の課題を抱えていると同時に、津波襲来までの予想時間が極めて厳しい地域です。この間、和歌山大学とJR西日本和歌山支社では、実践的津波避難訓練や高校など教育機関との連携、地域振興に資する防災訓練プログラムの開発を行ってきました。
鉄道乗車時の津波対策・避難方法の普及は、県民だけでなく、鉄道利用者の広くに渡る重要なテーマです。今回のシンポジウムでは大きな被害を受けながらも復活を果たした三陸鉄道の事例や各鉄道会社での津波対策の取り組み・列車からの避難方法を報告いただくと共に、地域と連携する訓練の重要性について考えます。

 

【日時】2017年11月4日(土)13:00~16:30(展示体験ブースは17:00まで)

【場所】和歌山県勤労福祉会館プラザホープ・大ホール(和歌山県和歌山市北出島1丁目5−47)

【お申し込み・参加費】参加費は無料です。
                              お申し込み方法の詳細は、チラシ(2MB)をご覧ください。お申し込み締切は10月27日(金)です。

【主催】国立大学法人和歌山大学

【共催】一般社団法人国立大学協会、西日本旅客鉄道株式会社和歌山支社

【協力】KDDI株式会社

【後援】公益財団法人JR西日本あんしん社会財団(申請中)、四国旅客鉄道株式会社、九州旅客鉄道株式会社大分支社、和歌山県、和歌山県教育委員会、和歌山市、和歌山市教育委員会

 

【プログラム】

13:00         開会挨拶(和歌山大学長 瀧寛和)

            趣旨説明(和歌山大学災害科学教育研究センター長 此松昌彦)

13:20         基調講演『三陸鉄道の復旧・復興の取組み』

               講師:望月正彦氏(三陸鉄道株式会社前代表取締役社長)

14:15         基調報告(1)『和歌山大学における鉄道防災・津波対策に関する研究の取り組み』

               講師:塚田晃司(和歌山大学システム工学部准教授)

            基調報告(2)『JRきのくに線における津波対策について』

               講師:伊藤義彦氏(西日本旅客鉄道株式会社執行役員・和歌山支社長)

14:55         休憩&パネル展示・体験

15:15         パネルディスカッション

                  『地域と連携した津波避難訓練―始めたときの喜怒哀楽とこれから―』

            ○コーディネーター 

               西川一弘(和歌山大学生涯学習部門准教授)

            ○パネリスト

               鹿野篤志氏(西日本旅客鉄道株式会社和歌山支社安全推進室長<当時>)

               川松和彦氏(四国旅客鉄道株式会社安全推進室副長<当時>)

               玉井文之氏(九州旅客鉄道株式会社大分支社安全推進室長)

               水上茂秀氏(和歌山県教育庁東牟婁教育支援事務所長)

16:20        閉会挨拶(和歌山大学地域連携担当理事・副学長 遠藤史)

16:25~17:00   パネル展示&体験

 

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