和歌山大学では平成16年5月、大学の知的資源を最大限に活用し、自治体等と連携しながら地域防災力の向上を推進する和歌山大学防災研究教育プロジェクトを立ち上げました。平成22年4月より『和歌山大学防災研究教育センター』を設置し、防災の普及を目指して活動を続けています。平成28年4月には,さらなる発展を目指して宇宙教育研究所と合併し、『和歌山大学災害科学教育研究センター』として新たなスタートを切りました。

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【開催報告】ワダイの防災カフェ in 田辺市(2017年度第5回)

2017年10月19日

10月14日(土)に、田辺市消防本部にて、第5回ワダイの防災カフェが開催されました。                                                                                                                                                                          今回は、和歌山大学災害科学教育研究センター客員教授の後誠介氏を講師にお招きし、「紀伊半島大水害の経験から備える」と題し、2011年に発生した紀伊半島大水害の被害を例に、紀伊半島の特徴的な地質と被害状況との関係などについてご紹介いただきました。

紀伊半島大水害では、被害にあった地域の特徴が明瞭で、斜面の向きによって崩壊や土石流など異なる災害が発生しており、北山川中流では、雨量が多かったにもかかわらずほとんど被害が無いことなど、水害と地質とが深く関係していることなどをお話しいただきました。 また、質疑応答では、日常目にする風景から防災意識をいかに変えられるかなどについて、活発な意見交換が行われました。

詳細な開催報告については、ワダイの防災カフェ専用HPでご確認ください。 http://www.wakayama-u.ac.jp/~egusa/bousaicafe_report.html