和歌山大学では平成16年5月、大学の知的資源を最大限に活用し、自治体等と連携しながら地域防災力の向上を推進する和歌山大学防災研究教育プロジェクトを立ち上げました。平成22年4月より『和歌山大学防災研究教育センター』を設置し、防災の普及を目指して活動を続けています。平成28年4月には,さらなる発展を目指して宇宙教育研究所と合併し、『和歌山大学災害科学教育研究センター』として新たなスタートを切りました。

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【開催報告】ワダイの防災カフェ in 田辺市(2017年度第7回)

2017年11月14日

11月11日(土)に、田辺市消防本部にて、第7回のワダイの防災カフェが開催されました。

今回は、国土交通省近畿地方整備局総括防災調整感の梅敷寛氏を講師にお招きし、「南海トラフ巨大地震」と題し、近い将来起こる可能性が高い東海・東南海・南海3連動地震や、想定しうる最大クラスの南海トラフ巨大地震について、想定されている被害状況や土木構造物の防災対策などについてご紹介いただきました。 南海トラフ巨大地震では特に和歌山県沿岸部で甚大な津波被害が見込まれているため、速やかな機能回復ができるようにインフラ基礎部の補強や施設の耐震化や、道路開発計画の検討により、防災・減災対策が実施されていることをお話しいただきました。 また、質疑応答では、インフラの維持管理が重要であることや、ホームページを通じた被害想定の情報発信などについて活発な意見交換が行われました。

詳細な開催報告については、ワダイの防災カフェ専用HPでご確認ください。 http://www.wakayama-u.ac.jp/~egusa/bousaicafe_report.html