和歌山大学では平成16年5月、大学の知的資源を最大限に活用し、自治体等と連携しながら地域防災力の向上を推進する和歌山大学防災研究教育プロジェクトを立ち上げました。平成22年4月より『和歌山大学防災研究教育センター』を設置し、防災の普及を目指して活動を続けています。平成28年4月には,さらなる発展を目指して宇宙教育研究所と合併し、『和歌山大学災害科学教育研究センター』として新たなスタートを切りました。

記事

【開催報告】ワダイの防災カフェ in 田辺市(2017年度第8回)

2017年12月5日

12月2日(土)に、田辺市消防本部にて、2017年度の第8回(田辺市会場)ワダイの防災カフェが開催されました。

今回は、和歌山大学システム工学部の吉野孝教授を講師にお招きし、「情報通信技術を用いた防災支援システム」と題し、スマホやタブレットで利用できる防災情報共有・支援システムについて講演いただきました。 避難場所やAED、危険箇所などの避難支援情報の閲覧と追加ができる「あかりマップ」や、Twitterを用いて時節のニュースや防災に関する情報を4コマ漫画で提供する「あかりマップbot」など、吉野研究室で開発している防災アプリについてご紹介いただきました。

また、参加者にはタブレットを操作し、地域の災害リスク情報を確認したり防災マップを作成したりできる「あがらマップ」と、避難場所からの移動時間を計算し、避難地図を作成できる「逃げシルベ」を実際に体験してもらいました。

質疑応答では、高齢者にとっても利用しやすい情報提供方法や、いかに日頃から防災情報を意識するかなどについて活発な意見交換が行われました。

詳細な開催報告については、ワダイの防災カフェ専用HPでご確認ください。 http://www.wakayama-u.ac.jp/~egusa/bousaicafe_report.html