和歌山大学では平成16年5月、大学の知的資源を最大限に活用し、自治体等と連携しながら地域防災力の向上を推進する和歌山大学防災研究教育プロジェクトを立ち上げました。平成22年4月より『和歌山大学防災研究教育センター』を設置し、防災の普及を目指して活動を続けています。平成28年4月には,さらなる発展を目指して宇宙教育研究所と合併し、『和歌山大学災害科学教育研究センター』として新たなスタートを切りました。

ミッション

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来たる広域巨大災害の発生を見据え、被害を最小限にとどめるために大学の知的資源を有効に活用し、各組織・機関、教育現場、地域と協働して防災力の向上のために取り組んでいきます。

以下の活動を通じて、具体的にミッションを果たしていきます。
 
○防災まちづくり・防災地域づくりの提案と地域との協働作業
 地域の防災上の課題を検討するとともに、地域の再生と持続可能性も視野に入れて、まちづくり・地域づくりを協働して取り組みます。
 
○地域に即した防災教育プログラムの開発と実施
 地域防災力を高めるための教育プログラムを開発するとともに、それらを実施していくことによって、地域の課題に即した防災リーダーの育成につとめます。
 
○防災に関する地域間・組織間連携の充実化
 地域や組織の連携によってより効果的な災害対応を行えるようにするために、それぞれのもつ防災上の課題と活用できる資源を踏まえ、地域の核として連携強化機能の役割を果たすことを目指します。
 
○災害対応方策の指針を示すための研究の推進
 災害の危険性や対策のあり方とその有効性を評価することによって、災害対応方策の検討に資する研究を推進していきます。
 
○防災のための知識・智恵や情報の発信
 センターに蓄積された知識や智恵、各活動の取り組み内容の効果と課題、最新の研究成果に基づく情報を広く発信していきます。