和歌山大学災害科学教育研究センター研究報告
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■最新号
Online edition: 2432-7638 Print edition: 2432-762X
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■研究報告の概要
和歌山大学防災研究教育センターは、平成16年(2004年)5月に大学の知的資源を最大限に活用し、自治体等と連携しながら地域防災力の向上を推進することを目的に立ち上がった和歌山大学防災研究教育プロジェクトで得られた成果を母体として、平成22年(2010年)4月に設置されました。しかし、その翌年には東日本大震災と紀伊半島大水害が発生し、これら2つの大災害は地域の中核大学にある防災に関わる組織としての役割を再確認させることになりました。このため、平成25年度(2013年度)に「紀伊半島における防災・減災に関する和歌山大学の方針作成のための有識者会議」を設置して提言を受け、その具現化に向けた取り組みを平成26年度(2014年度)より開始しました。
有識者会議の提言は、紀伊半島における防災・減災に本学が果たすべき機能について、教育、研究、地域支援の面から述べられています。和歌山大学防災研究教育センター紀要は、この中の「学内の防災・減災に関する教育研究活動の情報集約を行うこと(研究機能)」および「地域への情報発信に努め、地域にとってより良き相談窓口となり、地域間・組織間連携の充実を図ること(地域支援機能)」の実現のために刊行することになりました。
防災・減災は和歌山県や大阪南部にとってこれから数十年に渡る最大の関心事ですので、本紀要の発行を継続することで、本学の防災・減災に関する教育研究活動の情報集約および地域への情報発信としての機能を果たしていきたいと思っています。
【2016年4月追記】2016年4月に防災研究教育センターと宇宙教育研究所が合併して災害科学教育研究センターに再編されました。この組織再編に伴い、両組織の紀要も統合して2016年度からは「和歌山大学災害科学教育研究センター研究報告」として再出発します。旧防災研究教育センター紀要は通常号として「和歌山大学災害科学教育研究センター研究報告」の各巻の第1号」、旧宇宙教育研究所紀要は宇宙特集号として各巻の第2号となります。