和歌山大学経済学部と山東大学経済学院との共同研究会の開催について
公開日 2017年12月18日
和歌山大学経済学部と中国山東大学経済学院ではかねてより学術交流を行っており、2017年12月4日、 共同研究会「世界経済の転換期を迎えるアジアの行動:連合と協力」を開催いたしました。
共同研究会
研究会は、張乃麗先生の司会の下で、山東大学経済学院李学院長と和歌山大学経済学部藤永学部長の挨拶から始まりました。李学院長、藤永学部長ともに英語で挨拶をされました。李学院長は昨年和歌山大学経済学部でお世話になったことを感謝され、山東大学で和歌山大学経済学部の研究者を歓迎したい旨の挨拶をされました。藤永学部長はこれまでの学院と学部の歴史を踏まえて、新たな成果が生まれることを期待する旨の挨拶をされました。
研究会は午前の部と午後の部から構成されました。午前の部、午後の部はそれぞれ二つの部分から構成されました。 午前の部第一部の司会者は、孫淑琴先生です。
第一報告は、足立基浩先生による「The Relation between Area Management Activities and Property Prices in Japan: A study of the impact of Area Management Activity on local」です。姜明明先生からコメントをいただきました。
第二報告は、山東大学経済学院の姜明明先生による「Financial Kuznets Curve in the Transitional Economy: A Tale of China」です。足立基浩先生がコメントをしました。
第三報告は、金澤孝彰先生による「A Research on the Domestic Regional Coordinated Development as a Preliminary: Stage to OBOR in China: From a Use of Multi Regional Input-Output Model」です。黄継雷先生がコメントをされました。
コーヒーブレイクを挟み、第二部が始まりました。司会者は和歌山大学の高瑞紅先生です。
第四報告は、太田勝憲先生による「The Use of Safeguard in International Trade Cooperation」です。林琳先生がコメントしてくださいました。
第五報告は、高磊先生による「Does U.S. Stock Market Understand Chinese Companies: What Happened When the East Met the West」です。簗田優先生がコメントしました。
学長表敬訪問
昼食終了後に、山東大学の学長とお会いし、今後の交流の可能性も含めて歓談いたしました。
休憩後に午後の部第一部が始まりました。司会者は藤永博先生です。
第一報告は、藤木剛康先生による「Belt and Road Initiative and Marshall Plan: Comparison in terms of Strategy and Governance」です。姜明明先生にコメントをしていただきました。
第二報告は、孫淑琴先生による「The Correlation Analysis among FDI, Non-agriculture Industrial Agglomeration and Urbanization」です。足立基浩先生がコメントしました。
第三報告が簗田優先生、王旭さんによる「International Comparison of regulators’ efforts to dispose of non-performing loan」です。高磊先生にコメントしていただきました。
コーヒーブレイクを挟み、第二部が始まりました。司会者は張乃麗先生です。
第四報告は阿部秀二郎先生、吉原諒さんによる「Reappraisal of Thorstein Veblen’s Economic Thought: A Consideration on Culture(Institution) and Economic Development」です。孫淑琴先生からコメントをいただきました。
最後の報告は山東大学の趙悦彤さんによる「産業連関表から見た中日生産型サービス業規模と構造の比較」です。金澤孝彰先生がコメントいたしまた。
最後に、足立基浩先生が本共同研究会によってもたらされた成果についてご報告し、山東大学への感謝を述べ、終了となりました。 来年以降も山東大学経済学院、和歌山大学経済学部の共同研究がさらに進展していくことを期して戻ってまいりました。