≪正課学外研修報告≫白浜町「ポスト・パンダ」の観光地・まちづくりの提言(足立ゼミ)
公開日 2025年11月06日

足立 基浩ゼミナールでは、2025(令和7)年6月におけるジャイアントパンダ4頭(良浜・結浜・彩浜・楓浜)の契約満了により中国返還を受け、白浜町が今後「ポスト・パンダ」視点から、あらたな観光・まちづくりを発展させていくためのポイントを学ぶゼミ合宿を行いました。
2025年9月22日・23日に、3・4回生のゼミ生が7チームに分かれ、初日は白浜町で現地調査、2日目は調査内容の成果発表を行いました。
7つのチームの調査内容は以下の通りです。
| 第1班 | 数珠繋ぎチーム | 数珠つなぎ方式でおすすめスポットを訪問。案内所から始まり、カフェや美術館、円月島などを巡った。住民やオーナーから情報を得て次の訪問先を決める流れが特徴。小さくてエッジのきいた店を多数発見。 |
| 第2班 | 歩き楽しみ最強チーム | 「歩いて楽しむ白浜」がテーマ。カフェや雑貨店、美術館、足湯、神社などを訪問。歩くことで地域の細やかな魅力を発見できる点を強調。白浜ウオーカブルな街づくりを提案。 |
| 第3班 | 商店街調査チーム | 白浜商店街を調査。昔は芸者文化でにぎわったが、現在はスナックやバーが多い。昼間のにぎわい不足が課題。食べ歩きや歩行者空間整備を提案。非日常の白浜=ポテンシャル高い。世界陸上のハードルの選手と遭遇。会話を交わす。 |
| 第4班 | コワーキングチーム | コワーキングスペースの活用調査。シラハマニアなど地域おこし協力隊の取組み(観光客から情報を提供してもらう)を確認。古民家活用や全国事例(沖縄・北海道)と比較し、持続可能な観光・働き方を模索。 |
| 第5班 | 災害避難駐車場調査チーム | 駐車場と防災をテーマに調査。高台駐車場の利用促進を提案(料金差で誘導し、低地の収益を防災基金へ)。危機管理とブランド力の向上を狙う。 |
| 第6班 | 体験型レストラン調査チーム | VLOG視点で白浜を取材。観光客は20~50代中心、特にカップルや小グループ。とれとれ市場などでSNS発信が多く、アジアからの来訪も目立つ。 |
| 第7班 | パンダのいない未来調査チーム | パンダ不在による影響を調査。国内観光客(特に10代や男性グループ)が減少、売上8割減の店も。インバウンドへの影響は少ない。今後はワーケーションや海文化の再定義、関係人口の増加が必要。 |
なお2つの調査チームが、白浜町が今後「ポスト・パンダ」で観光地・まちづくりの魅力を打ち出すためのVlogを作成しました。学生目線から白浜の新しい魅力があふれる、とても楽しいVlogとなっています。ぜひ下記よりご視聴ください。

