まなびの郷KOKÔ塾とは
地域の再生という「地域づくり」と<荒れた学校>の再生という学校づくりを統合させた社会教育型の取り組みから始まった高大連携事業です。 『学校が変わり地域が変わると、生徒(子どもたち)の育ちが変わる』と、当時粉河高校の校長であった山口裕市と、 和歌山大学生涯学習教育センター(現生涯学習・リカレント教育推進室)の堀内秀雄との出会いで2002(平成18)年に発案されました。
まなびの郷KOKÔ塾の活動
2002年に和歌山大学、地域と粉河高校が連携し、地域公開型の4つの講演会を開催し、2003(平成19)年にはKOKÔ塾「まなびの郷」という名称で、 テーマごとのワークショップ形式での取り組みを開始、以後今日に続くテーマ別(「まちづくり」「福祉」「教育」「環境」「情報」)WGの 立ち上げとなりました。
まなびの郷KOKÔ塾の1年の流れ
4月 | 事務局会議で今年の日程や進め方を検討 |
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5月 | 企画委員会を開催し、方針を決定 |
6月 | 参加者全員によるオリエンテーションを行い、WGの賜与族の決定、WGごとに年間テーマや活動内容について協議 |
6月~2月 | 各WGでのそれぞれの活動を随時開催 |
2月 | その年度の取り組みの報告書の作成 |
3月 | ジョイントフォーラム(活動成果発表会)を開催 |
このほか活動の成果については、毎年「活動報告書」が発行されるほか、実践・研究として10周年史、 15周年史『高校が地域コミュニティの核にー高校・大学・地域の連携』(2017年3月)が発刊されています。
KOKÔ塾事例にみる高大連携は、高校生と地域住民という世代を超えた人間的な連携を生み、既存の価値を問い直し、 市場原理に抗した新たな価値を発見、生成し、変革しうる主体を生み出す共同的な学びあいによって、相互の成長をもたらし、 地域コミュニティの形成に寄与しているといえます。