マナビィスト支援セミナーとは
マナビィスト支援セミナーとは、「住みよい地域づくりについて住民が主体的に学び、自ら共同学習を進めながら、地域の課題解決を目指していくための社会教育プログラムであり、2002(平成12)年から、和歌山県教育委員会と和歌山大学が協働して開催しています。
学習システムは、成人を対象として年間全5回程度のフィールドワークを基本とした少人数(15~20人程度)によるゼミナール(企画ゼミ)と、一年間のゼミ活動の成果を公開、発表する「支援セミナー」で構成されます。
マナビィスト支援セミナーの役割
地域の課題解決をめざす共同学習の本質は、コミュニティ・エンパワメントであり、地域住民のコミュニティ・エンパワメントにおいて、マナビィスト支援セミナーが果たしてきた役割は、①地域住民に生涯学習の場を提供し、地域課題に気づく機会をつくること②地域住民のニーズに柔軟に対応し、プログラムを提供すること③地域住民の学びを支援し、生涯学習を組織すること④地域に住む人々の人的ネットワークを構築し、地域のつながりを深めることと整理されています。
2004(平成16)年度からは、県内一か所(和歌山市内)での開設から、紀北・紀南の県内2会場での開設となり、紀南地区は、以来、15年にわたって田辺市で開設されています。
マナビィスト支援セミナーを越えて
事業終了後も自主的に「わかやまヒューマン・カレッジ・アフターの会」といったように継続した学習活動が誕生し、地域の活性化を進める取組み、高齢期を地域で支え合う仕組みづくりと実践活動が生まれ、継続しています。
また、本事業を事例とした研究は、センターの専任教員のみならず、本学の研究者、他大学の研究者等によっても論文、研究レポートとして執筆されています。